本日の納車は、YONEX CARBONEX HRでした。「軽量フレームといえばこれ」と思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。軽いだけでなく、3～4時間のレースでも疲労感が少ないとは、リオオリンピック女子ロードレース代表、與那嶺選手のコメント。軽く造るとカドがタチがちなカーボンフレームですが、それだけにとらわれないしなやかさも持ち併せた万能フレームです。
約40年前からスポーツ用機材の素材として「カーボン」に着目していたということで、自転車フレームメーカーとしての歴史は浅いですが、完成度の高さはすでに老舗メーカーのそれを上回っているように感じます。
お選びいただいたカラーは、「グラファイトカラー」という、ラインナップ随一の塗装重量の軽さを誇るカラーです。極限まで塗膜を薄く仕上げながらも、カーボン素材の保護は十分、羽のように軽い軽量塗装です。
もちろんUCI認定フレームです。
オリンピック、世界選手権と、世界のトップを争う舞台で活躍したのも記憶に新しいところです。
パイプ内部が非常に滑らかな仕上がり。外国メーカーのハイエンドモデルでもここまでの仕上げはLOOK、TIMEくらいのように思います。
今回は電動コンポーネントのアルテグラDi2での組み上げをご用命頂きました。正確無比なストレスフリーの使い心地です。
当店での組み上げの際には、フレームはもちろんのこと、コンポーネント各部品ごとに「バリアスコート」でのコーティングを施します。部品の寿命の長さにも影響する下処理です。
Sサイズでサドル高が680mmほど、ヘッドチューブが少し短めですので、用途によってのサイズ選びは少し慎重になる必要があるでしょう。
Di2ご用命の際にはこちらのディスプレイジャンクションをおすすめさせたいただいております。
ギアポジションがシフト操作にリニアに連動し表示されます。11速もあると便利な機能です。電池残量がわかりやすいのも嬉しいポイントですね。
また、リアスプロケットのロー側、トップ側共に末端のギアにかかると「ぴっ」と音が鳴り、知らせてくれる機能も。特にロー側で鳴ると、それはもう軽いギアがありませんの合図ですので少し焦りを感じます。
Di2といえばこの細身のレバーが特に人気のチャームポイントです。力はいります。
fizikのバーテープは、厚み、質感、カラーも豊富で人気のアイテムです。耐久性があり、変色しにくいのもおすすめしている理由の一つ。バーテープが荒れてしまうと、自転車全体の美観が損なわれてしまいますからね。
全体重量、6.7kgと当店ご納車バイクの中でも１，２を争う軽さに仕上がりました。シンプルですが、性能は十分、渋めなバイクが完成いたしました。
鷲尾様、この度はYONEXのご用命、誠にありがとうございました。
以前のバイクもPedalistへ入社以前に、別店舗でご担当させていただいたこともあり、また自転車ライフの晴れの日に立ち会えてこれ以上ない喜びを感じます。
YONEXへの決め手となったのは、やはり実走しての軽やかなフィーリングとのことでした。今後も定期的に試乗会開催いたしますので、ご検討の皆様には是非ご参加いただければ幸いです。
ご依頼のバイクを、お客様のご希望に最大限お応えし、丁寧な作業でご納車いたします。もちろん納車後のサイクリングライフも全力でサポートさせていただきます。
担当 福本 でした。
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