本日のご納車は、メイドインジャパンフレームのYONEX、カーボネックスでした。キレのいいアタックやスプリントを実現したHR(HighRigidity)高剛性モデルです。
ヨネックスといえば、「軽いフレーム」というイメージが強いかと思いますが、ヒルクライムだけでなくロードレースにも是非ご使用いただきたい優れたバランスと高剛性も魅力です。
フレームが軽量なことで、ハンドル、ホイールなどに軽量部品を使用しなくとも軽いバイクに仕上げることが容易な点もおすすめしたいポイントです。
部位によってカーボン素材も変更されており、軽やかながら、しっかりと反応してくれるフレームとなっております。このストレート形状のフロントフォークも、ダンシング時の反応の速さに寄与しております。
なにより塗装の鮮やかさに高級感を感じます。テニスラケットなど、過酷なコンディションで使用されるギアのノウハウを用いた塗装は塗膜も強靭で、耐久性も〇です。
今回はアルテグラ6800シリーズでの組み上げでした。
過去2台カーボネックスを組み上げましたが両方とも電動コンポーネントの組み上げでした。
今回はじめてワイアードコンポを組み付けましたが、ワイヤーの出入り口の位置や向きが良く、組み付けやすさはもちろんのこと、抵抗の少なさも感じていただけることでしょう。
レースにも出場され、日々の走行距離も多めなお客様でしたので、ハンドルはDEDA ZERO100を、ステム、シートポストは質実剛健なトムソンのアルミ製を選択いたしました。
サドルにはセライタリア SLRのカーボンレールモデルを。サドルは重心が高い位置にありますので、軽量なものを使用するとダンシング時の振りの軽さに顕著に表れます。
ボトムブラケットには最近ご用命が多い、WISHBONEを装着いたしました。
クランクを挿入するときの、「すっ…」という感覚は病みつきです。滑らかに挿入できるということは軸がしっかりと出ている証拠ですので、回転の軽さに繋がります。ベアリングの性能だけではどうしようもない部分と思います。
Mサイズでサドル高が730mm程、ラインナップ中で一番大きなサイズとなります。
もうワンサイズ大きなものが用意されても良いかな?と感じますが、このフレームの使用用途を考えますと、しっかりと落差が取れるサイズ感が良いのかもしれません。
ホイールにはフルクラムのレーシングゼロをお選びいただきました。17年モデルよりリム幅がワイドになりよりシャキッとした走りが磨かれました。
YONEXフレームで戦う国内プロサイクリングチーム「KINAN プロサイクリングチーム」もレースで使用する車輪です。
フレームのシルバーの差し色と合わせてARUNDELのステンレスボトルケージをお選びいただきました。
綺麗な造形と、抜き差ししやすい使い心地が隠れた人気を誇ります。
ワイヤー出入口の位置が良く、ワイヤリングもうまくまとまります。
削りだしなトムソンのアルミステムも剛性感あり、造形も綺麗です。
シートポストも同じくトムソンのエリート、セットバックがあるタイプです。くびれが特徴的ですね。カーボンレールシートポストとの相性も良好です。
この度はYONEXのご用命、誠にありがとうございました。来年のレース活動も良き成績が出ることを祈っております。陰ながら応援させていただきます!
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担当福本でした。