Pedalistの福本です。
3/19(日)第1回 JBCF 宇都宮ロードレースに出場いたしました。レースレポートをアップいたします。緊張のE1デビューレースです。
■レース名:第4回 JBCF 宇都宮クリテリウム E2クラス
■19位 (出走141名 完走122名)
■距離:35.8km(6km周回*5周+@)
■ 天候:晴れ
■起床時体重:62kg
皆様からSNSやメッセンジャーで沢山の祝福のメッセージをいただき余韻に浸りながらの会場入り。未だに実感はわきません。
実業団レースはカテゴリがいくつかに分かれ、E3→E2→E1と昇格をしていきます。昇格の条件は各レースで3着以内に入ること、もしくは年間獲得ポイントの上位で昇格が決まります。
昨日のレースで優勝することが出来ましたので本日よりE1カテゴリデビューとなります。
E1カテゴリは、プロツアーを抜かせば実業団レースで最上位のカテゴリとなります。在籍メンバーも豪華で元プロ選手や、競輪選手、ヒルクライム大会の上位争いをする選手や、インカレに出場するような大学生、高校生の全国レベルの選手が集まっていたりと、ある意味異種格闘技戦でもあります。
また、E1カテゴリを主戦場とするクラブチームもいくつか存在し、有名どころだと「弱虫ペダルサイクリングチーム」など強豪選手がそろったチームが数多くあります。
そんな強豪選手の中に混じり自分がどれだけ走れるのかは検討も付きませんが行けるところまで先頭集団で食らいつこうと、チャレンジャーな気持ちで臨みます。
本日のコースはこちら。
一周6.4kmのコースを5周回プラス@で争います。
一周で獲得標高が約100m、3分弱の平均勾配10%を超える坂を毎周回ごとに耐えなければなりません。通称「鶴の壁」。
ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、UCIレースのジャパンカップが行われるコースの約半分を使用する周回コースとなります。
鶴の壁の他、基本的にハイペースでの進行が予想され息つく間があるのかどうか、はじめてのコースだけに不安はつのります。
E1デビュー戦に厳しいコース設定ということでより一層緊張感も増してきます。
ゴルフ場周辺及び農道を使用するコースですが、試走した限りでは道も綺麗で走りやすそうな印象でした。
ただしゴルフ場ならではのテクニカルな下り坂は気を抜けません。ホイールとタイヤのグリップを信じて下るだけです。
機材は昨日と同じです。
■2017年モデル FUJI TRANSONIC ELITE 52サイズ
ホイール CRODER ALLEGRO9 CPEO
タイヤ Challenge CRITERIUM320 オープンチューブラー 700*23C
チューブ MICHELIN ラテックスチューブ
ハンドル DEDA ZERO100 Shallow 440mm
ステム OnebyESU スージーステム
コンポーネント SHIMANO ULTEGRA 6870 Di2 (クランク、ブレーキのみDURA ACE)
サドル Selle ITALIA SLR KIT CARBON FLOW
サイクルコンピューター Pioneer SGX-CA500
パワーメーター Pioneer SGY-910VL
ギア比 52/36 11-25T(クランク長167.5mm)
昨日のクリテリウムでも、コーナリングに関しては不安なくこなすことが出来たのでテクニカルな下りに対する不安は少し和らぎました。しいて言えば昨日よりタイヤの空気圧を気持ち低めに設定したくらいです。
ギア比に関しては、今回は頻繁にフロントの変速をすることになるだろうと思い、少しでもトラブルのリスクを減らすためにバロックギアではなく通常の真円36Tで臨みました。あわせてリアのスプロケットも25Tのローギア設定に変更しております。
有名選手達の姿を確認しつつ、スタートラインに並びます。今日はだめでもともとですから意外と楽観的で緊張感なくいられました。
むしろ有名選手達の走りを間近で見られるということもあり少しワクワクしながらのスタートです。
また、当日は気温も15℃前後と絶好のコンディションでしたが、下り坂での冷え防止ともしもの落車に備えてアームウォーマーを着用し、出走いたしました。
パレードなしのリアルスタートで一気にスピードが上がります。最初の登りに差し掛かるまでは下り基調の平坦路ですので50km/h前後のスピードで推移します。
今まで走っていたE3,E2カテゴリでは、例えばコーナーの立ち上がりでスピードがあがるものの、少し経つとぼやっと集団が横に広がり落ち着くことが多かったのですが、今回のレースではバイーーーンとスピードが上がったら落ちることなく次のコーナーまで一本棒、というのが基本でした。
たしかにスピード域が高いのできついのは間違いありませんが、上げ下げがない分スムーズに走れるのでむしろ楽な位でした。スピードが上がった分はシフトアップしてギアをかければスピードは付いてくるのでコーナーに侵入する際のブレーキングだけに集中して走行します。
レース中盤の1周を切り取ったログがこちらです。
踏み続けている箇所は少なく、省エネな走行が出来ていたかと思います。トレーニングの時は高出力の維持を目標としますが、レースの際はできるだけ少ないワットでスピードを出すことを考えなければなりません。
コースのポイントとなる「鶴の壁」は距離にして1km弱、だいたい2分間の登りとなります。
平均パワーは体重の約5.5倍と周回ごとに足を削られます。これを都合6回こなしました。
平均ケイデンスが97と高めなのは後半に向けて足を温存しようとしていたため比較的軽めのギアを回してこなしていたためです。結果的には36Tにして正解でした。
私はPioneerのサイコンとPMを使用しておりますが、こうしてレース後に見返して今後のメニュー作りに生かせる部分はとても便利です。
終始集団の先頭を走行していたRX 高岡選手
周回を重ねるごとに人数が絞られていきます。
登りはきついですが、そこさえ耐えれば何とか最後まで先頭集団にいられそうな調子です。
ホイールの剛性を少し落としたせいか、いつもなら痙攣の兆候が出てもおかしくないタイミングと強度を感じましたが、今回は全く問題ありませんでした。登りと乳酸からくる足の痛みにさえ耐えれば、何とか最後まで先頭集団にいられそうな調子です。
弱虫ペダルサイクリングチームの組織だった走りは印象的。中ほどのトリコロールのヘルメットはぺダリストでも走ってくれていた飯田選手。
昨年ユースツアーチャンピオンの横浜高校福田選手。今回のレースの優勝者。
最終周回も目前に、有力チームが最後の振るい落としとして組織的にスピードアップを図ります。
目に見えた展開があるレースはいままで体験したことがりませんので、「おぉ…これが…」と感動を覚えつつ集団の尻尾を離さないように食らいつきます。
最終局面ではAVENTURA CYCLINGの管選手がチームメイトを引き連れて、強烈な牽引を鶴の壁登り口まで。
チームのリザルトにこだわるプロの走りを間近で見ることが出来ました。
アシストを受けた選手達がそのままの勢いで1,2か、と後ろから見ていて思うくらいの勢いでしたが、エースの選手のリアディレイラーがエンドが変形していたせいかホイールに巻き込んでしまい惜しくもストップ。
集団から強烈なスプリントで駆け抜けた横浜高校、福田選手が1着でゴールでした。
私はスプリントをかける足もなく、15秒ほどのビハインドでゴールイン。
きつかった。。。
終始きつかったですが、ほとんどの選手の走行技術が高く、集団の中でもストレスなく走ることが出来ました。
今回は距離も周回数も短いレースでしたので完走できましたが、夏場のレースに向けて少し長い距離を走ったり、インターバルの回数を増やさなければ上位選手との差は埋まらないな、と感じました。
また、レースの動き、有力選手の動きをリアルに感じることが出来たのは貴重な体験でした。
あの中に混じれるように練習頑張ります。
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