pedalistの福本です。
話題の機材ドーピングといえば、こちらも十分当てはまるのではないでしょうか。(笑 ※もちろん違反商品ではありません!
御馴染みカーボンドライジャパンのBIGプーリーキットの取り付けです。今回はRD-9070のリアディレイラーに新製品のエヴォルツィオーネを組み込みます。
因みにカーボンドライジャパンでは今月中の受付分で、カーボン製品の超音波検査半額キャンペーンを行っております。落車などで不安の残るカーボンフレーム、ホイール等この機会にチェックされてはいかがでしょうか。命を預ける乗り物ですので不安は取り除いておきましょう。詳しくはメーカーホームページをご覧くださいませ。受付は当店でも承っております。
まずは純正のプーリーケージを取り外します。上下のプーリーの軸を3mmのヘックスレンチで取り外します。因みに今回の作業で逆ネジの部分はありません。
プーリーが外れたら、ケージの稼働軸を取り外します。デュラエースは4mmのヘックスレンチで取り外せます。緩んできますとバネの力でケージが勢いよく回転しますので注意が必要です。
ケージが外れました。矢印のワッシャーは流用しますのでなくさないように注意しましょう。
B軸保持の突起はプラスドライバーで取り外せます。正ネジですが少し硬く締まっておりますので、ネジが舐めないように注意が必要です。こちらも流用する部品となります。
純正ケージからの流用部品はこちらの4点となります。
重量の比較です。15gの増量ですが、それ以上の恩恵は十分にあると思います。
BIGプーリーケージも一度バラします。まずはプーリー軸から、こちらも3mmのヘックスレンチとなります。
プーリーケージの他に2カ所、固定ボルトがあります。こちらは2mmのヘックスレンチで緩めます。
ばらせました。
ディレイラー本体に組み込みます。RD-9070には上から2番目、3番目の穴がメーカーより指定されております。取り付け穴の選択ですが上から2番目がテンション弱、3番目がテンション強の設計となっております。取り付け後、変速調整の段階で調整が上手く決まらない場合は穴位置の変更が必要です。エンドの形状などにより適正位置が異なります。
純正ケージから取り外した軸とワッシャーを組み込みます。
ディレイラー本体のバネ突起を先ほどの穴に差し込みます。このバネにはチョウドの高いグリスを塗っておきます。
4mmのヘックスレンチでしっかりと締めこみます。
軸ネジを締めこんだ状態です。バネの力で逆さの状態です。矢印の方向、反時計回りに半周回します。このとき抵抗なくケージが回転するかチェックをします。もしスムーズに動かない場合はワッシャーなどが抜けてしまっている場合があります。
軸保持の突起を通り越したところで、純正ケージから取り外したピンをプラスドライバーで取り付けます。バネの力が強いので、跳ね返りに注意が必要です。また、ケージはデリケートなカーボン素材ですので無理な方向に力が掛からないようにします。
ケージを適正な位置で固定したのち、プーリーを組み込みます。
小さなネジには緩み止めのネジタイトを塗布します。
完成です。
車体から取り外した状態で作業するといくらか作業がしやすいかと思います。
プーリーが大きくなることで、チェーンの軌道にゆとりが生まれ、例えばアウターローのギア位置のような無理なチェーンラインの時にチェーンがスムーズに流れるような効果があります。登りなんだけど、インナーに入れるまでもない、そんな場面で特に有効ではないでしょうか。
お取り付けは随時受付中です。使用ディレイラーにより仕様が異なりますのでまずはお気軽にお問い合わせくださいませ。プーリーケージ交換の基本工賃は¥3,000+税となります。
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ふくもとでした。