フレームを選びで欠かせないのがフレームジオメトリ。
現在のカーボン、アルミフレームはあらかじめメーカーによってジオメトリが決まっていますが、昔のクロモリフレームなどは自分オンリーのジオメトリを決めることができました。
現に競輪で使われているフレームは選手がこだわって決めています。
今回の私のOLTRE XR4とSLR01ジオメトリの比較をしてみたいと思います。
フタバ商店様HP抜粋
車種 | サイズ | スタックstack | リーチreach | シートチューブst | トップチューブtt’ | ヘッドチューブht | シートアングルsa | |
BMC SLR01 | 47 | 506 | 367 | 423 | 517 | 113 | 73.5 | |
BIANCHI OLTRE XR4 | 44 | 479 | 372 | 400 | 505 | 95 | 74.5 | |
車種 | ヘッドアングルha | リアセンターrc | フロントセンターfc | ホイールベースwb | BBドロップdrop | フォークレングスfl | フォークレークfr | トレイルtrail |
BMC SLR01 | 70.5 | 410 | 570 | 970 | 69 | 365 | 41.6 | 76 |
BIANCHI OLTRE XR4 | 70 | 400 | 575 | 968 | 58 | 373 | – | – |
ここでジオメトリの違いにより自転車にどんな違いが出るか軽くご説明致します。
スタック BB中心からヘッドチューブ上端までの距離で数字が低いほどハンドルが低くできます。
リーチ トップチューブのうちBB中心部を上に伸ばした時のヘッドチューブ中心までの距離です。
シートチューブ フレームのシートチューブの長さです。
トップチューブ トップチューブの長さです。
ヘッドチューブ ヘッドチューブの長さでハンドルの高さに関わってきます。
シートアングル シートチューブの角度で寝ているほど直進安定性に優れ、立っているほど反応が良くなりスピードが維持しやすくなります。
ヘッドアングル ヘッドチューブの角度で寝ていればハンドリングが安定しやすくなりフォークがしなるため振動吸収性に優れる傾向にあり、立っているとハンドリングがクイックになりますが、前傾姿勢を取りやすくなります。
リアセンター(チェーンステー) 長くなれば直進安定性が増し短くなると反応が良くなります。
フロントセンター BB中心から前輪軸までの距離で短くなるとハンドリングがクイックになりダンシングのかかりが良くなりますが、前輪につま先が当たりやすくなるのとホイールベースが短くなります、長くなるとハンドリングが良くなり、ホイールベースが長くなるので安定感が増します。
ホイールベース 前輪と後輪の軸から軸までの長さで長くなれば直進安定性に優れ、短くなると反応が良くなります。
BBドロップ 前後の車輪の軸を結んだ線とBB中心からの垂直方向の長さで数字が大きいと低重心になるので直線やコーナーでの安定性が増し、数字が小さいと加速性に優れます。
フォークレングス フロントフォークの長さです。ヘッド角寝ていたりフォークがベント(曲がっている)していれば長くなるので安定性が良くなります。
フォークレーク(オフセット) ヘッド中心部からの延長線と前輪の軸との距離のことで、これが長ければ直進安定性に優れます。
トレイル ヘッド中心部から延長戦を地面に伸ばした点から前輪軸を垂直に下したテントの距離です。
ここも数字がおおきれば乗り心地に直結してきます。
意外と歴代のご自身のバイクのジオメトリと比較してみても面白いかもしれませんよ(^^)
私の見解についてはまた後日。
山崎