Pedalistの福本です。
代表 野田のニューバイクをお披露目させていただきましたが、私ふくもとは次のフレームをまだ決めかねている今日この頃。
というのも、
一度はグラファイトデザイン METEORに決めたんです。
が、ご存知の方も多いとは思いますが「グラファイトデザイン、サイクル事業休止」とのニュースを受け、泣く泣くキャンセル。
担当営業の方が実業団アマチュアクラスのトップカテゴリーで走っている方で、やっぱり走っている人からフレームを買いたい!と思っておりましたので、非常に楽しみにしておりましたが、こればっかりはしょうがありません。
因みにオーダーしたカラーはこちら↓
Pedalistの本社である、Miracorale(ミラコラーレ)のお客様の愛車、マセラティ グランツーリスモの限定色「ロッソマグマ」でした。(因みに本社ではイタリア社の販売、カスタマイズをしております。)作業場でみて一目ぼれな吸い込まれるような赤!こんな色を自転車でも再現してみたいという希望が、グラファイトデザインを選んだ理由の一つでもありました。
懐に余裕があればストックしておきたいフレームです。いや、まだ間に合うか。。(笑)
因みに、グラファイトデザインはアフタサポートに関して今後3年間は継続すると発表されております。お困りの際は是非ご相談ください。
昨年乗っていたLAPIERREのゼリウスはすでに手放してしまったので、現在はこちらのPINARELLO DOGMA60.1をお借りして乗っております。
御多分に漏れず良いバイクです。
こんなに良いフレームに乗っているから、物欲がわかずに決めかねている理由の一つでもあるのですが 笑
モデルで言うと2011年モデルのフレームとなります。
5年の歳月が経過しておりますが、経年劣化を感じない軽快な乗り味です。カーボンフレームの魅力は経年と共に踏み心地が変化しないということも挙げられますね。
この波打つような造形は、イタリアンバイクならではですよね。
プロツアーではアメリカンバイク全盛の昨今ですが、走りには表れない魅力がヨーロピアンバイクにはあると思います。
しかし、よく見るとこのフレーム、カーボンを補修して有ります。こちらは以前落車で折れてしまった際に、日本でカーボン補修ならここ!といわれているカーボンドライジャパン様に補修を依頼し、施工していただいた部分です。もともとの造形を維持しながらしっかりと補修されております。当店も受付窓口となっておりますので愛車にもしものことがあった場合は一度ご相談くださいませ。
しかし、補修してこの軽快感、、恐るべし!
この波打った形状のONDAフォークもピナレロのアイデンティティーでしたね。
見た目だけではなく路面追従性の高さに寄与し、特に下りの安定感は抜群です。
このフレームはサイズ表記で言うと530というサイズになります。サドル高は画像の状態で680mm程度、120mmのステムを使用しております。私、ふくもとは身長は167cmですので、身長で判断するともう少し小さなフレームでも良いと思いますが、これ以上ステムを伸ばしたくはありませんので530でちょうど良く乗れております。しいて言えばもう少しハンドルを低くセッティングしたいので73°ステムを使用したいところです。
この細かなサイズ設定もピナレロの魅力ですね。
私がフレームを選ぶ際によく見るのはシートアングルとヘッドアングル、いわゆるシートチューブとヘッドチューブの地面に対しての角度です。
現在シートアングルはだいたい73°が平均的で、角度が増えるにつれ地面に対して起き上がってきます。逆に角度が減ってくると後ろに倒れてくることになります。サイズが小さくになるにつれ角度が増してくる傾向ですが、股関節から膝までの距離が長いといわれている日本人にはシートが「寝ている」方が乗りやすいといわれております。シートチューブが起きすぎてしまうと、前乗り傾向になり後輪に荷重が掛けづらくなってしまいますので、私がフレームを選ぶ時には73°より大きい角度になってしまうフレーム(サイズ)は選ばないようにしております。
ヘッドアングルに関して、この数値は主にハンドルさばきに影響してきます。角度が増える(立つ)ほどにクイックに、逆に減っていく(寝ていく)とホイールベースが伸びるので直進安定性が良くなってきます。私は立ちこぎをした時に軽くハンドルを振れるのが好みなので、72°を下回らない範囲で検討をします。ただし、ハンドリングはフォークのタイプとステムの長さも影響しますので、セッティングでカバーできる部分ではあると思います。
フレームのジオメトリにはまだまだ様々な要素がありますが、私が特に重視しているのはこの2点です。
さて、先日アワーレコードの世界記録を更新したウィギンス選手がツールドフランスを制覇した時に乗っていたのは一つ新しい「DOGMA 65.1」というカーボンの質と形状がブラッシュアップされたモデルでした。
ワイヤー内蔵や電動対応等、規格の過渡期の中にあったフレームではないでしょうか。
このころウィギンス選手が所属していたチームスカイは他を圧倒するチーム力でしたので強く印象に残っております。
2016年モデル PINARELLO PRINCE アルテグラ完成車 ¥498,000+税
そんなDOGMA65.1の性能を引き継いで発表されたのがこちらの最新モデル、「PRINCE 60.3」です。
店頭にも在庫車として展示しているモデルです。
形状は65.1を継承し、最新の規格が詰め込まれたフレームとなっております。カーボンのグレードとしては、今私が乗っている60.1より少し良いものに。60.1のフレーム発売当時のドグマのフレーム価格は56万円でした。こちらのプリンスはアルテグラコンポーネントがフル装備でおよそ50万円です。もっと言うとフレーム販売の場合43万円程ですので、部品代が非常にお得になっているパッケージとなります。サドルなどもコーディネートされておりますので、ホイールを少し良いものに変えていただければ、走りの印象がまた変わってくるかと思います。
現行のフラッグシップモデルでは見られないONDAフォークも健在です。改めて乗ってみるとこのフォークの魅力を再確認いたしました。
トップチューブからバックへと流れるような造形も鮮やかですね。
F8、GANにかくれ地味な存在となりつつもPedalistでは特におすすめしたいPINARELLO MY2016の紹介でした。
幅広いサイズ展開を誇るピナレロですが適正なサイズが分からなければ選べませんね。ピナレロご購入の際はぜひご相談くださいませ。
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