前編に引き続き、レースレポートです。~前半はこちら~
今回参加した「春のしもふさクリテ」は誰でも参加できる自転車イベント CHALLENGE LEAGUE(チャレンジリーグ)のシリーズ戦のホビーレースです。
一番の魅力は大会ホストチームである「マトリックスパワータグ」の選手達がサポートライダーとして一緒に走行をしてくれることです。
これは町の草野球大会にプロ野球選手が参加してくれるようなもので、プロ選手の走りを間近で見れるチャンスでもあります。大阪が拠点のチームですので移動距離の長さに頭が下がります。
プロ選手がサポートライダーとして参加してくれることにより、集団の安定化、適度なペースアップによる集団の散開、ひいては安全なレース運営に繋がります。チャレンジリーグは運営の方々、プロ選手達の尽力の結果、落車や事故の少ないレースとしても有名です。
今回は、元全日本ロードレースチャンピオン土井雪広選手を筆頭に、J-PRO Tour優勝候補のスペイン人ライダー、ホセ・ビセンテ選手、アイラン・フェルナンデス選手、とそうそうたる主力選手が集結、そして元全日本ポイントレースチャンピオンの安原監督自らサポートライダーとして参加をしてくれます。
これは巨人の一軍選手を引き連れた高橋よしのぶ監督が町の草やきゅ…
大事なことなので2度書きましたよ。笑
さて、最後はクリテリウム、エリートクラスに店長 山崎、学連選手 の野田、そして私、ふくもとの3名で出走いたします。
なかなか一緒にレースを走ることがありませんので、作戦会議を「一応」しました。笑
エリートクラスはコースを全14周、約20kmで争います。
実業団レース参加者やホビーレース上位入賞者が集います。
緊張のレース前です。
作戦としては、野田選手が序盤にアタック、逃げを狙い、吸収された時点で福本がカウンターアタック、店長は集団でスプリント狙いと、こんなかんじでした。
Photo Yosuke Suga.
作戦通り、序盤に野田選手が逃げを狙うべくアタックを仕掛けますが抜け出すには至りません。
お互いの位置を確認しつつ、
Photo Yosuke Suga.
他チームの攻撃はしっかりとチェックに入ります。
9周目に向かうところ、レースが少し沈静化する中、マトリックスの安原大貴選手(監督の息子です)がレースを活性化させるべくペースアップ。
プロのキレはすさまじく、集団が縦に伸びます。そのまま安原選手が独走状態になりました。ちょうど自分の後ろにマトリックス土井選手が位置しており、横から抜きざまに「このアタック乗れば勝てるぞ~」と声を掛けてくれる。
このチャンスを逃す手はないと思い、土井選手の後輪だけをにらんで追走します。ギアチェンジのスピード、勝負所での踏み方、「レースはこうやって走るんだよ」と、言われているようでした。
ブエルタ・ア・エスパーニャを初め、世界を走ってきた選手が目の前をレーススピードで走っていることがにわかに信じがたく、いちロードレースファンとして夢のような瞬間でした。
Pohoto Yosuke Suga.
この動きをきっかけに、反応した大阪、シルベストサイクルのI選手、店長、私の3名での逃げが出来ました。
2対1での逃げですので、こちらが圧倒的に有利ですが、けん制しては逃げ切れないので駆け引きなしに均等引きで行きました。後から聞いた話では集団まで最大20秒の差があったそうです。
Photo Yosuke Suga.
3人で周回を重ね、あと一周に入るところでシルベストI選手がアタック。店長が反応しますが、僕は足がなく付ききれませんでした。
同じタイミングで、集団が猛スピードで追走を開始。
力及ばず逃げていた3名は集団に吸収、最後は集団でのスプリントとなったようです。
勝ち逃げだっただけに、意気消沈なゴールでしたが、店長と野田選手とレースを作れたこと、マトリックスの選手の走りを間近に見られたことは必ずプラスになると思うので、これを糧にまた頑張りたいと思います。また、シルベストI選手の地足の強さ、不利な中でのアタックには敬意を表したいと思います。
なによりお客様のご声援が力になりました!応援本当にありがとうございました。
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