昨年に続き2016佐渡ロングライド210に参加してきました。今年はスクール生の方を中心に皆様の最長距離更新達成までを、参加するまでの履歴を交えながらご紹介致します。昨年のレポートはこちらをご覧ください。→ここをクリック←
佐渡ロングライド210kmはある程度の距離が乗れるようになってきたサイクリストにとって憧れのイベントです。
今回参加された皆様の目標であり、これだけは出たい!完走したいとの思いで練習に取り組んで来ました。
210kmにチャレンジした方達のロードロードバイク歴は1年半くらいの方が殆どで、このイベントがビギナースクール卒業ライドとなります。
参加したメンバーは昨年130kmを完走し210kmの参加資格を得た方とスクール生7名と野田の合計9名です。
210kmに6名、130kmに3名となっております。210kmに参加出来る資格は、オフィシャルなイベントで100km以上を完走している事が条件になります。
全くの初心者の方50歳代の方がロードバイクに乗り始めて1年半で210kmを見事完走する勇姿をご覧ください。
今回無事完走された方の中で一番ロードバイク歴が短い方にスポットを当てさせて頂きますと
年齢50歳、ロードバイク歴1年5ヶ月、運動していない期間20年以上、喫煙者
ロードバイク購入と同時にビギナースクールに入校頂きましたが、ローラー台に5分乗るのがやっとの状態からのスタートです。
皆さん自分を思い返してください。運動らしい運動をしていない状態でローラーに乗った時の事を。足も心肺も即アウトになってしまいますよね。
私も3本ローラーに初めて乗った時負荷をそれほど掛けない状態にも係わらず10分持たずにオールアウトした記憶があります(笑)
そんな方が3ヶ月後には荒川サイクリングロードで100km走にチャレンジしヘロヘロになりながら何とか完走。
7ヶ月後に三浦半島一周ライド100kmにチャレンジして、この時もかなり消耗されましたが無事完走!
9ヶ月後自分の成長具合と佐渡ロングライド参加資格を得るため、富士チャレンジ100kmに挑戦し見事完走。
その頑張りはスタッフは無論の事、廻りのスクール生も驚く程で、日々の成長に皆が目を丸くしました。
そして今回念願の佐渡210kmにチャレンジです。他の方もほぼ同じ時期にスクールに入った方ですので参加者全員が期待と不安に包まれながらスタートします。
事前にMTGを開催し、当日の注意事項等を皆で確認します。
普段から食生活を節制している方が多いため、1週間前からカーボローディングを行いしっかりエネルギーを蓄えることを一番に御願いしました。
イベント当日いくらエネルギーを摂取してもすぐにはエネルギーにはなりません。
事前に如何にエネルーギーを蓄え、当日もしっかり補給をすることが完走するための重要なポイントです。
5月13日(金)23時出発
Pedalistを出発し直江津のフェリー乗り場まで車3台で進みます。
5月14日(土)3時 直江津に到着
車中で仮眠後記念撮影
フェリーでいざ!佐渡に向かいます。
直江津からは高速フェリーで両津より短時間で到着します。客席も2等席でも指定席となっておりゆっくりと過ごすことが出来ます。
綺麗な海を横目に見ながら船内では皆爆睡です。
フェリー到着後いの一番に向かったのがこちら。
たらい船に乗りに行ったのですが、風が強く海が荒れているため中止です。
急遽各々好きな言葉を選んで記念撮影会
受付会場に向かう途中折角佐渡まで来たのであれば美味しい物を食べましょう!と早速グルメライド担当の腕の見せ所です。
魚が美味しい「長浜荘」をチョイス。お店も広いので大人数も容易に入れます。
凄いボリュームです
とても美味しいです
皆さん満面の笑みです。
走るのも楽しいですが佐渡まで来た分楽しまなくては損ですよね^^
新鮮な海鮮山盛りでご飯が出てきません(笑)ご飯の方が少ない海鮮丼を食べるのは初めてです(笑)
味も絶品ですが今回紹介したことで来年沢山の方が行ってしまい入れなくなることが心配です。
お腹を満たした後は受付に向かいます。
ゼッケンを受取り誰が言い出したか分りませんが、こんな格好で記念撮影。
愉快な仲間達です^^
受け取ったゼッケンをバイクにセットします。
フロントに貼るゼッケンの中に計測チップが入っております。簡単に装着出来る様にタイラップを使用しないのも優しさの一つかもしれません。
レギュレーション通りダウンチューブにもゼッケンを貼ります。
皆さん余裕の表情ですね^^ 明日はどんな顔になるのやら。
バイクを積んで、、、、、向かった先は^^
佐渡金山
佐渡は昔金の宝庫と言われ海から佐渡島を見て、光る部分を掘ると金、銀が本当に採掘出来たと言われるほどです。
コースは時代に合わせて新旧2つあります。受付でお勧めの宗太夫坑そうだゆうこう江戸金山絵巻コースを見学しました。
鍾乳洞の様な洞穴を降りていきます。鍾乳洞は自然にできたものですが、こちらは人力で掘られた穴です。
人形が当時の様子を再現しておりますが、電動ポンプが無い時代沸いてくる地下水を手でくみ上げるのは大変だったでしょう。
大きな金脈が見つかるとこのような催しが行われたそうです。
金鉱は横からの模型を見るとまるで蟻の巣のような形をしておりました。
佐渡の歴史を学んだあとはホテルにチェックインして温泉で疲れを癒します。
そしてお待ちかねの夕食。明日の健闘を誓い乾杯です!
とても美味しい食事に大満足です!
皆でワイワイ自転車の事を話しながらの食事は楽しい時間の一つですね。
この後疲れもあって、、、、、、20時には皆爆睡です。。。
大変お待たせ致しました!走行レポートをお届け致します。
5月15日晴天 04:00ホテル出発
前日早く寝たこともあり、誰一人寝坊することなく時間通りに出発です。
スタート前太陽が出ておらず肌寒いのでウインドブレーカーはマストです。
バイクを下ろしスタート地点に向かいます。
スタートは以下の順で出発していきます。
A:速く走りたい人、B:普通に走りたい人 C:ノンビリ走りたい人 速い順に出発することで無理な追抜きによる事故のリスクを減らしているそうです。
一人で待っていると早くスタート出来ないかと落ち着きませんが仲間と待っていると、待ち時間さえ楽しくなるから不思議です。
参加者の列は凄く長くスタート地点までたどり着けません。
ロードバイクに乗り初め、ある程度乗れるようになると、佐渡一周210kmは憧れのイベントです。
210kmを本当に走れるのか。。。。期待と不安が入り交じった表情が写真からも伝わってきます^^
ロード乗りの多くの方が読まれている「じこまん」。作者である玉井雪雄先生が足切りのプレッシャーの様子を面白可笑しく書かれております。
状況の描写がとても強いインパクトがあるため、皆さんの脳裏に回収されないかと焼き付いていることが分りました^^
スタート地点に辿り着いた時はすっかり日が昇り良い天気です。
いざスタート!
5:30に出発し佐渡島をクルリと1周走り18時の制限時間までに帰って来なくてはなりません。
ノンストップで時速30kmで走り続けると7時間後の12:30に戻って来る計算です。
昼食、休憩で3時間使うと15:30帰着となりますがあくまでも皮算用です。
一番の課題はペースを上げすぎないこと、そして補給をしっかり摂る事。これをマネージメントする事で後半の疲れが違います。
途中パンク等のアクシデントもあり得ますので、16時から17時の間に戻ってこれる速度で巡行し走り切る計画を立てます。
皆さん足切に怯えペースが上がりがちなので、最初のエイドステーションまでは時速30km~33kmで先頭交代をしながらノンビリ巡行します。
イベントの為に通行止めになってはいませんが、島民の方々の協力により車には殆ど出会いませんでした。
スタートして即悪魔と遭遇^^縁起が良いです^^
このコスチュームと自転車で210kmを走り切ったのでしょうか?完走したのであればリスペクトです。
相川AS 走行20km 最初のエイドステーションに到着です。
既にすごい台数が到着しております。20km地点なので休む必要が無い距離ですが、ここでしか食べれない蕎麦を食べる為に止まります^^
ASはロングライドイベントの楽しみの一つですから焦らずに楽しみながら進んで行きます。
今年も沢山の方にお会い出来ました!
まずは相川ASで新潟のお客様であるW様。打ち合わせもしていないのに2年連続でお会い出来ました!
運命を感じます^^
綺麗な景色と全く信号の無い道。車もいない最高のシチュエーションにテンション上がりまくりです。
身体が暖まってきて巡航速度が上がり始めたので、はやる気持ちを声を掛け合いながら35km以下のペースで廻しながら進んで行きます。
Pedalist列車は順調に進みます。
他の列車や参加者の方と比較するとお世辞抜きで走り、マナー、ペダリング、巡航速度等全てにおいて、この前までビギナークラスにいた初心者の方とは思えない走りです。山崎、福本鬼コーチのお陰ですと言いながら走行しておりました(笑)
他チームの方達がトレインを組んで楽しそうに走行する姿を見て、いつか仲間とトレインを組んで走りたいと思っていた念願が叶いました!
一人で走るより全然楽しく、楽に走れます。私自身が一番喜んで走っておりました。
最年長のu様も先頭で笑顔で引きます。
景色の良い所で止まり記念撮影^^
レースではありませんので景色を楽しみながら走るのもポイントです。
Pedalistトレインは走ります。
Pedalistジャージ発見!!!!!!
ご夫婦で参加されているお客様と遭遇!参加する事を私は知らされていなかったのでビックリです!
3人で記念撮影!
ご夫婦共に210kmにチャレンジ!素敵すぎです。
無論お二方とも完走です。
40km 入先SSが激混みでしたので、パスして進んで行くと57km地点で佐渡名物のZ坂が登場します。
写真の通り本当にZに見えます。
全員揃って記念撮影!この全員揃ってが重要です。6人で走行すると足並みを揃えることも簡単な様で難しいです。
Z坂は距離も短く足も元気なので容易にクリア出来ます。坂を登る苦しさよりも景色の素晴らしさが勝ちます!
足を止めて撮影している方も多くいますが、坂の途中で足をついてはいけないという変な固定概念から止まっての写真が撮れません(笑)
毎年来年は写真を撮ると心に誓っているのですが、登り始めると足ついたら死ぬぞと心の中で誰かが呟きます。。。。
が、来年こそは絶景を撮影したいと思います。
Z坂をクリアし「はじきのAS」に向かいます。
海が透き通りとても綺麗です。
はじきのAS72km
どこのASでもボランティアの方達がとても親切に迎えてくれます。スタッフの方達もお疲れの中気持ち良い対応は感動します。
このASで振る舞われる焼きおにぎりは絶品でした。絶対食べましょう^^きっと走っている私達より疲れていると思います。
オレンジはどのASにもありますが絶品です。疲れた身体に染み渡り心も癒やしてくれます。
両津BSに向かって順調に廻していくと。。。。。。。。違うゼッケンを装着した人と遭遇。
小島よしおさんでした。
130kmに参加されていたようです。先日袖ケ浦でも隣のPitでしたので遭遇率がメチャクチャ高いです。
ジャージのデザインが「オッパッピー」のポーズですね^^
小島さんと分かれた後も3km毎に交代するローテーションが上手く廻り足は余裕です。
100km 両津BS 制限時間が設けられております。12時までに出ないと回収されます!
弁当を頂きに会場に向かいます
並んでいる途中で小島よしおさん登場。ジャージの文字はOPP=オッパッピー(笑)
長蛇の列に小島さんもキチンと並んでいました。偉いです( ̄^ ̄)ゞ
お弁当はその場で盛付ける形態だった為、長蛇の列。。。。私達は食べれましたが、それでも30分以上並びました。
食事を終えバイク置き場に向かう途中、並んでいる列を見ると更に凄いことになっていました。
タイムアウトになる可能性もあるので飛ばしますと言う方が多かったです。
時間も延長されたようでしたが、私達も結局1時間近く足止めとなりました。
きっと美味しいお弁当を届けたいと考えて頂いて頂いていただけにちょっと残念です。
「美味しい弁当」を完食後多田ASまで向かいます。平地と言うこともあり40kmを走行します。
昨年は凄い向かい風でかなり消耗しましたが、今年は風も弱く快調に距離を稼いでいきます。
沿道の応援に沢山の力を貰いました。応援の声が聞えてくると、皆速度が上がるくらい沢山の元気を頂きました。
多田AS 140km
平坦で風も殆ど無かったので今年は楽に到着しました。膝に故障を抱える方が辛そうでしたのでツキイチで足を回復してもらいます。
私は走行中大きな虫が飛んできて太股に当たった瞬間痛みが・・・・・蜂に足を刺されました。
その後ペダリングの度にチクチクと針が刺さる感じが続き、3回ほど止まり確認するがチクチクは止まらないため、ビブを持ち上げて走行開始。
持ち上げる事でチクチク感が無くなった事からビブに針が刺さっていたようです。今でも刺された箇所は腫れています。
この後集団に復帰するために、リーダーN坂さんの鬼引きで無事戻れましたが、このハチ刺されが最終局面で大変な事になってしまいます。
小木AS 162km 制限時間16時
ここまで来ると消耗したり、どこかに痛みを抱えている方も増えASでは疲れたの声があちらこちらから聞えてきます。
関東地方では信号、渋滞等で普通一日で走れる距離は150km位だと思います。従ってここから先の距離は未体験ゾーンになる方が多いと思います。
やっと佐渡ロングライドのハイライトが始まります。
今までの160kmは信号も少なく走りやすいので意外に簡単にクリア出来ます。
ここから残り50kmが今までの160kmと同等かそれ以上にキツイく感じる難関ポイントです。
疲れた身体で3つの登りをクリアしなければいけないからです。前半であればまだしも最後の最後に3つの登り。。。。。
特に最初の二つは心が折れます。 これだけ脅すと来年実際に走った時に達成感がアップすると思います^^
このASで補給をしっかりとりゴールまで一気に行くべき重要なポイントとなる箇所です。
そんな中私は、蜂の針を抜くことに時間を取られた事、ASのオニギリがアレルギーのカニだった為補給を満足に採ることが出来ませんでした。
痛恨のミスです。
小木ASを6人全員で出発し素浜ASに向かいます。
この時点で空腹が襲ってきます。補給しながら走りますが空腹が収まりません。
登りに入った瞬間から、寒気に襲われ力が入らなくなります。しかし性格上坂の途中では止まることが出来ません(笑)
我慢して登りますが、目の前が暗くなり全然力が入りません。フッと左を見ると先に登っているはずの仲間が坂の途中で止まっている姿が目に入ります。
休んで良いんだと一時停止。(この方が止まっていなければリタイアしていた可能性が大でした)
フラフラの中で、気持ち悪い中何か摂らなくてはヤバいとジェル状の補給食3パックと固形の補給食を2つ一気に摂ります。
更に梅丹の電解質500CCボトル1本飲み暫し休憩。次のASで仲間が絶対に待っているので、インナーローでゆっくりと登り素浜ASに何とか到着しました。
途中パンクしているチームメイトが目に入りましたが、止まる気力も無く通過してしまいました。スミマセンでした。。。。
足痙って休んでいる方がいなければヤバかったかもしれません。この辺はこんな状況だった為写真がありません事お許しください。
素浜AS 180km
ASに到着しても意識はモウロウとしチームメイトに先に出発するようにお願いし一人休憩。リタイアの文字が頭をよぎるが引率者がリタイアだけは出来ないと。
お腹がはち切れるくらい膨らむまで、オニギリ、レモン、サプリを採り、頭から水をかぶり気合いを入れて再スタート。
心拍が上がり過ぎないよう軽いギアで登っていきます。本当にバロックギアに助けられました!バロックギア最高です。
36tを使用したのですが、楽に効率良く登ることが出来ます。力が入らずトルクが掛けられない状態でもクルクルと足が廻りヒョイヒョイと登っていけます。
坂を登り切るとあと登りは一箇所。最後の登りに入るまでは体力を温存する為、軽いギアでクルクルと回しながら回復を図ります。
最後の登りに入り始めると補給が効いてきたようでかなり復活し、残り20kmは全開で踏んで踏んで踏みまくります。
残念ながら先行グループには追い着けませんでしたが、無事ゴール!
補給の必要性を痛感しました。全開で走らないから消耗してないようでも消耗度合いは激しくエネルギー不足になってしまいました。
210kmチーム3人で仲良くゴール!
私もハプニングがありましたが無事ゴール 210km組6人全員時間内にゴールとなりました。
走行データをGARMINで確認すると。
経過時間:10:21:12 移動時間:7:44:42 平均速度:26.9 km 平均心拍数:144 bpm 最大心拍数:179 bpm
高度上昇:1,994 m 最高高度:211 m 平均ケイデンス:74 rpm 最大ケイデンス:192 rpm
平均気温:20.8 °C 最低気温:9.0 °C 最高気温:32.0 °C
達成間と疲れが入り交じった表情ですね^^
今回宿泊したホテルは食事も美味しく本当に良かったです。この後20時には皆様就寝となりました。本当に健全な大人の遠足です(笑)
新潟港から距離はかなりありますが、変える方向が同じでだし折角食べるなら一番美味しいところをチョイス致しました。
ワサビでなくカラシで食べるのが大きな特長です。どれくらい美味しいかは食べログをご覧ください。
来年は更に人数が増える見込みで、既に富士チャレにエントリーして210kmにチャレンジする予定の方もおります。
グルメライド担当野田が皆様に心の底から喜んで頂ける様、来年もアテンド致しますので参加をお待ちしております!
来年はバスチャーターしたいです^^
参加の皆様完走おめでとうございます!目的を達成しましたね。次の目標は富士チャレ200kソロ完走ですね。。。。。
3日間お付き合い頂きありがとうございました!又宜しくお願い致します。
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