菱沼由季典選手UCIポイント獲得！レースレポート

Pedalistサポートライダーの菱沼由季典選手からスペインのレースでUCIポイントを獲得したとの嬉しい報告がありました！
余程嬉しかったのでしょう。レース終了直後に凄いテンションでレース結果を報告してくれました^^
自身初のポイント獲得でしたが、調子も上向きなので残りシーズンの活躍が期待出来そうです。日本から応援しています。

以下菱沼選手本人からのレポートです。

7月31日 スペインのバスク地方で開催されました「 第71回 Circuito de Getxo UCI 1.1 クラス」の報告をさせていただきます。

結果は、23位で欧州ワンデーレースでの自己最高の結果と貴重なUCIポイント3を獲得しました。(ワールドツアーの選手を除き日本人で2016年の今年、ヨーロッパツアーポイントを獲得した選手はたぶん、いないはずです。)

レースは、バスク地方らしい天候の雨

とてもスリッピーでコーナーで何度も後輪が滑るほどアイススケートのような路面でしたがプロのレースはテクニックも力のうちで終始ハイペースでギリギリを攻めるというものでした。

コースは、1週17キロのコースを10周するコースでロータリーやコーナーが多い欧州らしい難しいレイアウトでした。

そして毎周回やってくる700mの登りは、ジャパンカップの鶴カントリーを思わせるもので雨の路面と700-900ワットで一気に駆け上がるジワジワとくるキツさがありました。

1-2周目が速すぎて千切れそうになりましたが、僕の前にいたカレブ・エワンもキツい顔をしていたので少し安心しました。
初のスペインのレースそして3年連続世界ランキング1位のチームモビスターの鬼引きを体感できたのは良かったです。

観客も、スペインで最も自転車熱の高いバスク地方ということもあり、沿道には老若男女驚くほど暑い声援が飛び交っていました。

レースの方は、2周目に入る少し前に7人の逃げができ、プロコンチネンタルチームのカハルーラルがコントロールを始め一時4分ほどまで広がったところでペースアップ開始。

ちょっと捕まえるには早すぎないかと思っている矢先に70キロ巡航で急加減速、90キロ地点で逃げは吸収。ここからまた、アタック合戦開始、集団が中切れができエースも後ろにいたのでみんなで牽引。足もつりまくって本当に散りそうになりました。

先頭集団16人にエースとチームメイトが入りそれを見送り後ろはグルペットになりました。

そして最後の700mではアタック合戦が始まり、いつもアシストしてくれているからとチームメイトに助けられ初のUCIポイントを、まさかのスペインで獲得しました。

 

このレースのために、イタリアに早めに入り食べ物はケチらず栄養のある良いものを。そしてカーペーサーやトレーナー、マッサージなど自分への投資をしっかりし最低限準備できたと思っています。

 

満足をしては、いけませんが１つの壁を超えられた事を純粋に嬉しく思いますし、次の壁への大きな自信とモチベーションになりました。

僕のような才能のない選手は、直ぐには強くなりません。１つ１つのことを確実にクリアーしていけば目標に届くことを見せられるよう精進していきます。

 

ペダリストの皆さんの日頃のご声援やサポートのおかげです、ありがとうございます。これからもよろしくお願い致します。

 

 

http://www.uci.ch/road/results/#(公式リザルトです)

http://www.procyclingstats.com/race/Circuito_de_Getxo_2016 (見やすいリザルトです)

PedalistはAmore&Vitaと菱沼由季典選手のサポートを行なっております。

 

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