イタリアのトリノからAlbaまで86kmのコース。リザルトは距離98.52km 獲得標高886mでした。
前日のミーティングで明日は平坦コースで距離も100k程度しかなく、基本集団でユックリ走るから楽勝だよ。
明日は休息日みたいなものと説明を受けました。
オフィシャルハイライト動画はこちらです。Paris Modena Pressサイトより
レイアウトでは60km地点で約8kmの上りが500mと丁度ヤビツが1本と昨日までの上りに比べれば楽です!
しかし終始ダラダラと上り続けるコースで上りばっかりじゃん!ですが充分平坦コースとの事です。
スタートはマセラティのトリノ工場。
工場内部は入れませんでしたがテストコースを走行させてもらいました。
スタート前に記念撮影
「Photo by Frederrik Herregods」
何でこんな色の写真が撮れるんでしょうか?本当に綺麗です。
肩を組んでいるゲストライダーは「アレッサンドロ・バッラン氏」。
ランプレ、BMCに所属していた経歴を持ち2008年のブエルタエスパーニャ第7ステージで優勝、その年の世界選手権でも優勝した選手です。
とても気さくな方でいつもニコニコしていますが、上りではアウタートップのまま軽やかなダンシングでヒョイヒョイと力も入れずに凄い速度で登っていきます。後ろから見ていると背中に羽根が生えてるんじゃないかと思うような軽やかな自然体のダンシングは本当に美しく憧れます。
「Photo by Frederrik Herregods」
テストコースは一般道、高速道路をイメージし適度なアップダウンがあるコースでした。
バイク2台、マセラティ1台が常に前方に位置し安全を確保してくれます。「Photo by Frederrik Herregods」
「Photo by Frederrik Herregods」
集団で走行していると、二人が抜け出しカメラカーに向かってスプリント。「Photo by Frederrik Herregods」
それを追いかけで後方の集団からアタック。パリに来てから一度も本気で踏んで無かったのですがこのアタックで見事に足が売切れました。
アルプデュエズ、ガリビエ峠と二つの峠をクリアしても実は筋肉痛とは無縁だったんです。
高地に身体が順応できず心肺が先にやられてしまい、ダラダラと上るだけだったので足を使ってなかったのですが、素敵な写真と引き替えに元気な足を手放しました(笑)ここから最終日まで足パン生活を送るハメになってしまったのです。「Photo by Frederrik Herregods」
ここで話題を変え現地での補給に関して説明致します。
サポートカーが先回りしてASを用意してくれますが、昼食は取らずに走ります。
更にトイレが無い事が多いので、用を足すときは大気放出するしかないんです。
最初はトイレは何処?と聞いてましたが皆普通に自然に返す行動を取りので、郷には入れば郷に従えで子供の頃のように、、、、、(笑)
豪華版AS
用意されているのは、水、バナナ、ゼリー、ジュースです。
写真となると皆様親しげに肩を組んできますが、本当に絵になる素敵に笑顔をお持ちです。
普段のAS
国内のイベントと比較するとオシャレ感はありますが、物足りなさを感じます。エナジーバーとフルーツそして水です。
最初は要領が良く分からず何処かでキチンとした食事をする前提で補給を殆どしなかった為、ハンガーノック気味になり失敗してました。
途中から摂れるときに摂ろうと自分のペースで補給するように切替えました。
海外の補給食は合わない事があるので、いつも使っている物を必ず持参するようアドバイスをもらい大量に補給食を持っていきました。
これが本当に大正解でした。レースではありませんが日本のライドと異なり信号では止まりません。
休憩も入りますが基本ノンストップで走るので慣使い慣れた補給しやすいパッケージを用意していく事も重要です。
5年くらい前までのエナジージェルは海外製が殆どでしたが、最近は日本のメーカーが頑張ってくれていますからね。
正直味は比べものにならないです。
今回日本から用意していった補給食。
左からMEDALISTのエナジーGel 味も良く疲れた身体が回復するお気に入りの捕食です。
・Mag-on足攣り防止と補給が同時に行える優れもの。
朝スタート前に1包を摂取し気合いを入れ、3日目からはボトルにも1pack入れカロリー摂取を同時に行える様に切替えました。
・グリコのBCAAとCCD
補給後キャップを閉めるとそのままバックポケットに戻せるのが便利です。自分は走行中のエマージェンシー用としてお守り代わりに持っています。
・スポーツ羊羹
今回大ヒット捕食でした。
細長いのでバックポケットでかさばらない。
パッケージが秀悦で走行中に容易に食べれる。
ゴミがベトベトしにくいので食べた後に背中に納めても気にならない。
Japanese soul food=海外で恋しくなる和菓子^^
・梅丹電解質
毎日ボトルが2本支給されるのですが、こっそり電解質と入れ替えていました。
これを使用するようになってから足が痙ることは無くなり、そこそこカロリーも摂取出来るお勧め品です。
不評な味も慣れれば普通に飲めるようになります。ウオーターローディングを行なう際にもお勧めの逸品です。
・MUSASHIのKUANとNI
KUAN
プロテインの代わりになるサプリです。カロリーがプロテインより低く体重を気にされる方にもお勧めです。
溶かさずそのまま飲めるのでシェイカーもいらず遠征及びライド時に凄く便利です。
NI
BCAAの小分けタイプ。バックポケットに入るので、ライド中でも簡単に摂取出来ます。
通常のライドでもこの二つは必ず持っていきますが、本当にお勧めの逸品ですので是非お試しください。
マセラティのトリノ工場を後に目的地まで集団で走行していきます。
この日初めて市街地を走行。3日目で初めて信号を見ました。
先導車の車とモーターバイクが上手く連携して交差点を封鎖していきます。
許可を得ているとは思えませんが、周囲の車も皆普通に協力してくれます。
場所によっては対向車も止めてしまうためとても安全に走る事が出来ます。
「Photo by Frederrik Herregods」
田園地帯を上っていきます。
この日から元世界チャンプが前を引いてくれたのですが、向い風の中斜度5%までは時速25kmから30km
3%くらいで時速35kmくらいの速度で3列のトレインが淡々と進んでいきます。
皆普通に会話しながら笑顔を浮かべて走っているのですが、英語、フランス語、イタリア語、そして日本語が飛び交う集団内も、位置取りが自然に出来何となくこの辺にみたいに落ち着いてきます。「Photo by Frederrik Herregods」
途中何故か集団で道をロスト^^
皆文句も言わずにニコニコと待ってます。
ワイン用のブドウ畑が続き景色が変らないため分かりにくい場所です。
60km経過地点からかなりの斜度の小山を8kmで500m上り1度下ったあと又10km程で400m程上り本日もヘロヘロでゴール。
「Photo by Frederrik Herregods」
何だかんだで本日の獲得標高は886m。確かに昨日までに比べれば大した事はありませんでしたがダラダラと続く上りを含め86kmのうち10kが下りであとは全て上りという俗に言うユルポタ詐欺の一日でした。
予定を殆ど見ない=確認しないラテンの血が多めの私は毎日がサプライズの連続でしたが、この日はホテル到着後慌ただしくシャワーを浴びバスに乗り連れて行かれたのがワイナリー。この日お邪魔したのが日本でも有名な「BAROLO=バローロ」
辺り一面ブドウ畑の中にある素敵なワイナリーです。
ブドウ畑が多いわけだとやっと気付いた次第です^^
ワインのテイスティングを行なったあと、中庭に出るとディナーの準備が。
オシャレです。
昼間のようですが20時過ぎです^^
このワイナリーをアテンドした方。無論一緒に走っている方です。
こちらの美味しい料理を作ったのが
下の写真のイケメンシェフ。ミシュランスターレストランのオーナーシェフ。
最後に挨拶に出て来られた時に何処かで見た人と思ったらさっきまで一緒に走っていた人じゃないですか!
足が長くてイケメンで更に上りが強い。フォームも綺麗なのでてっきりゲストライダーかと思っていたら、まさかあんな美味しい料理を作るシェフとは思ってもみませんでした。
ディナーのスペシャルオフィシャル動画はこちらです。Paris Modena Pressサイトより
翌日も距離は短く上りも少ない平坦コースなので楽勝だよ!と説明を受け無事夜の部も完走致しました。
まだまだ続きます。
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横浜市磯子区久木町17-7
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入口は入りにくいですが、中に入るとアットホームなお店ですのでお気軽にお立ち寄りください^^