Paris Modena レポートpart6 Finish MontecatiniAlto→Barigazzo→Modena

Paris Modena レポートpart6 Finish MontecatiniAlto→Barigazzo→Modena

Paris Modenaも遂に最終日となりました。
身体の疲れはピークに達し筋肉痛とお尻の痛みに耐えながらのスタートです。
本日のコースレイアウトは又しても山岳コース!距離81Kmで獲得票高1,800mと最終日もタフな走りが予想されます。
一つ目の山が距離26km、獲得標高1,000m
二つ目の山は距離25km、そして3つめの山は距離20kmと二つで800mをダラダラと上ります。
走行距離81kmのうち71Kmが上り。10kmが下りと平坦はありません!
昨年の最終日は川沿いをツール最終日の様にノンビリ走ったんだけどとぼやく人もチラホラと^^

朝のミーティングで今日は時間が無いので、遅れそうな人は一つ目の山をキャンセルして二つ目の山から先に登ってくださいとアナウンスが。
この時点で7~8人の方が自己判断で一つ目の山をDNSすることになりました。

5日目のオフィシャル動画はこちらをご覧ください。

ホテルから車に乗り向かった先はケーブルカー乗り場。チケット売り場も抜群の雰囲気を醸しだしています。

ケーブルカーの中では景色を見るよりサイコンを起動して速度、斜度、獲得標高を見て盛り上がる変態集団でした。

オフィシャル写真です。本当に美しい写真です。「Photo by Frederrik Herregods」

ケーブルカー終点の景色。ここまで自走してたらこの日の獲得標高は楽に3,000m overだったと思われます。

毎日走っていてイベント中荷物はどうしてたんですか?と帰国後沢山の方に質問されました。
スーツケースを含め、当日必要な物以外は出発時にフロントで預けると、到着したホテルの部屋に運ばれていました。
当日走りに必要な最低限の荷物(ウインドブレーカー、補給食)等は写真真ん中の方が持っているバックに入れます。
終日サポートカーが運んでくれ、下り等で気温が大きく変化する場所で待機しており必要な物を取り出して使用します。
バックを運んだサポートカーが遅れたり、迷子になったりと待ち時間が予想以上に多かった事が何回かあった事は秘密です。

同じバックが一斉に30個サポートカーから出されるので分かりやすいように日本手拭いを目印として巻きました。

帰国後に気付いたのですがバックにも個人名がしっかりと入っていました。でないと区別付かないですよね。

ケーブルカーを降りたら出発地点まで徒歩で向かいます。
何気ないヨーロッパの街並は本当に美しいです。

毎日自転車で走ってばかりでしたので、この様なサプライズがとても嬉しくも楽しい時です。

ピーターパンが飛んでいました。何故ここにいるのかは皆様今日の走りで頭が一杯なようで聞けませんでした。

つかの間の休息です。

街並を楽しみながら歩いていましたが、神奈川の方ならご存じだと思いますが、大山のケーブルカー付近のイタリア版みたいな感じです。
日本でいう縁側のお茶屋さんみたいな感じでしょうか。

美味しそうなソフトクリームを横目に出発地点に辿り着くと

集合場所で5,6人の人が集められ一つ目の山を強制的にDNSさせられていました。
話を聞くとタイムスケジュールが厳しい為、ゴール出来ない可能性が高い方は2つめの山から登るよう指示されたとの事。シビアです。
これで今日のスタートは15人く~20人くらいでしょうか?自分は?????と聞いたら笑顔で頑張れ言われました^^

25km 獲得標高1000mの上り開始です。「Photo by Frederrik Herregods」

5人~6人くらいで抜いたり抜かれたりしながら山頂を目指します。
それぞれ得意分野が違うため、斜度が変る度に順番が入れ替わりながら「hey Noda! Chase!Chase!Chase!」とレースでも無いのに抜きつ抜かれるを繰り返し走っていきます。最終日となると皆の脚力と強いポイントも明確になってきます。
標高は高くないので心肺に対する負荷は大きくありませんが、毎日毎日上りばかりだと足が辛いです。
走っても走っても終わりが見えない上りを耐えながらペダルをこぎ続けていると、DNSは正解だったのではと頭をよぎる程キツイです。

いつもは後ろに人がいるのに今日は半分くらいの方がDNSなので、サポートカーとサポートバイクのエンジン音が常に聞えてきます。
まるで早くいけ!早くいけ!と煽られているようです。気持ちは進みたいですが実力以上には進んでくれませんが、何とか一つ目の頂上まで辿り着く事が出来ました。ここまでで走行25km 獲得票高800m。


下りに入る前にウインドブレーカーが手渡されます。
この日は最終グループで到着した事もあり、到着=即出発となり自転車に乗り始めた頃を思い出しました。
皆を待たせて頂上に辿り着くと、スミマセン!お待たせしました=即出発で休む時間がありません。
休みたければ強くなるしかないのですが、遅ければ遅いほど辛かった事を思い出しました。

二つ目の上りに入ります。ここで一つ目の山をキャンセルした人達と合流します。距離25km獲得標高1000mの上りです。
斜度は一つ目よりキツく、既に足は売切れていますが、無理して踏まないと前に進んでくれません。
更にこの頃になると前日レーパンのスレで出血した箇所の血がベトベトして気持ち悪く本当に辛いとしか言いようがありません。
後ろからサポートカーの音は聞えてくるし、頭の上をドローンがブンブン飛んでるし。
最終日に極悪なルートを作成した人間は本当に変態です。「Photo by Frederrik Herregods」

「Photo by Frederrik Herregods」

もう上りは沢山だ!と走っていると何とか二つ目の上りをクリア。


走行距離54km 獲得標高1752m 一息入れて最後の上りが待っています。

回収されたドローン。撮影した動画はその日のうちに編集されオフィシャルサイトにアップされます。
オフィシャルサイトはこちらをご覧ください。→ここをクリック←

最後の坂も何とかクリアし本日の上りは終了!

バスに乗り向かった先はマセラティのミュージアム。「Photo by Frederrik Herregods」

ミュージアムの2Fにあったビアンキ。もしかしてパンダーニが乗っていたやつかもしれませんね。

こちらは狩りに行く時に乗る自転車でしょうか。

隣接しているチーズ工場を見学していよいよゴール地点であるマセラティのModena工場に向けて出発。

市街地に入ると通行人と交通量が一気に増えます。アレ!アレ!と凄い声援をうけながらゴールまで数キロになると。。。。。
今まで晴天が嘘の様にゴールを祝福するかのような豪雨が襲ってきます。「Photo by Frederrik Herregods」

ゴールも近いのと強い雨にテンションがあがり皆大声を出してゴールに向かいます。「Photo by Frederrik Herregods」

遂にゴールのマセラティの工場が見えてきました!「Photo by Frederrik Herregods」

無事5日間の旅はゴール!全員豪雨の中ハイテンションで記念撮影。
辛くも楽しい旅でした。
totalの走行距離は450km。獲得標高は8100mとこの獲得標高は自分にとって半年分以上であることは間違いありません。
平均走行距離90km/日と予想より少なかったですが、平均獲得標高は1,620m/日とトレーニングレベルです。
参考までにPedalist起点で三浦一周時計回りで走ると距離100km、獲得標高650m程度です。
とにかく上りオンリーのコースレイアウトに圧倒されただけでなく、5日間を連続走行する事自体初めてだったので、無事走り切れ本当に良かったです。念願叶っての海外遠征でしたが、ヨーロッパの方達の身体の強さには圧倒されるばかりでした。
そして5日間誰一人落車すること無く走りきった事は驚くべき事です。上った分下る事を考えると、あの滑りやすい、穴があちらこちらにある道で皆本当にバイクコントロールが上手かったとしか言いようがありません。

連日の走行と毎晩のパーティで夢の様な時間を過ごしましたが、来年参加するにはもっとトレーニングしていく必要があると痛感しました。

「Photo by Frederrik Herregods」

最後の打ち上げはマセラティのショールームで開催。
お疲れ様でした!

これでParis Modenaのレポートは完了となります。
お付き合いありがとうございました!これからも楽しい事を発進すると同時に皆様と共に色んな所を走りに行きたいと思います。
pedalist 野田憲隆

「Photo by Frederrik Herregods」

7日間のイベントの総集編はこの動画をご覧ください。来年はピナレロのグランフォンドに参加したいなと密かに思っております。

横浜ロードバイク専門店Pedalist 国道16号線上り 磯子警察署問面
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