第2回 JBCF 修善寺ロードレースに参加いたしましたのでレースレポートをアップさせていただきます。
全日本自転車競技連盟(JBCF)主催のロードレースシリーズの2019年開幕戦となります。
コースは静岡県にあります日本サイクルスポーツセンターの5kmサーキットです。
コースプロフィールの通り、登っているか下っているか、アップダウンがメインの厳しいコースです。今回は時計回りに周回するレースとなります。
獲得標高は一周約140mほど、ちなみにヤビツ峠を旧デイリーストアから登ると600m程です。今回参加したE2クラスタは11周回のレースなので、通算1600m程の獲得標高となり、ヤビツ峠を2本と少し登ったようなイメージでした。
今シーズン使用する機材はCervelo2018年モデルS5です。
■フレーム Cervelo S5 54サイズ(サドル高690mm ステム長120mm)
■コンポーネント SRAM e-tap
■ホイール MAVIC KSYRIUM PRO UST
■クイックレバー DT SWISS RWS ロードスキュワー + NAKAGAWA エンドワッシャー
■タイヤ MAVIC YKSION PRO UST 25C
■ハンドル MOST TALON COMPACT UD(ステム一体型)
■バーテープ fizik Tempoクラシックタッチ BLK
■クランク(パワーメーター) Power2Max TypeNG-eco ROTOR 3D24
■チェーンリング アウターROTOR No-Q 50T インナー ROTOR Q-Ring 34tポジション1
■チェーン KMC X11EL GOLD
■ブレーキキャリパー SHIMANO BR-9000
■ペダル SHIMANO PD-R9100
■サドル fizik ANTARES VERSUS EVO R1 (レギュラー)
■ボトルケージ ARUNDEL MANDIBLE
■サイクルコンピューター GARMIN EDGE130J
総重量 7.1kg
昨年乗っていたFUJI SLからサーベロS5に乗り替えました。
SLの次の愛車はやはりディスクブレーキに乗りたいと考えておりますが、これという決め手がないまま車種を定められず、社長の野田が使用していたこのフレームをお借りして2019年シーズンに挑みます。
サーベロフレーム全般的な特徴としてBB位置が低く重心が低い為、安定感の高さを感じます。その安定感が魅力で今回のコースである5kmサーキットのようなテクニカルな下り坂も安心して走行することが出来るフレームです。
カーボンの質や織り方が良いのか、高剛性なのはもちろんなのですが、路面追従性は高く、乗り心地にも不快な衝撃は少ないフレームです。
これ以上の性能を求められないというフレームなので、それはそれで自分自身へのプレッシャーともなります。
ハンドルはMOSTのカーボンハンドル+ステム一体型。
以前から一体型にあこがれはあったのですが、メーカーさんの特価品を見つけて導入してみました。見た目がシュッとするのは勿論ですが、フレーム、ハンドル、ステムの一体感を感じ、特に登りのダンシングなどダイレクトに自転車を振れているな、という感覚があります。
無駄な力をかけずに自転車を振ることが出来るので、省エネにつながっていると思います。
ガーミンマウントは軽さを求めてレースの時だけゴムバンドのモノを。
パワーメーターはパワー2マックスの廉価版、TYPE NG-ecoを使用しております。
パワートレーニングをするには必要十分の情報を得ることができ、コストパフォーマンスに優れたパワーメーターといえるでしょう。マイナーチェンジによってクランクを外さなくてもバッテリー交換が出来るようになったのも嬉しいポイントです。
また、チェーンリングに関しては思うところがあって50/34Tのコンパクトギアを使用しております。
昨シーズンまで主に52/36のセミコンパクト(リア11-28T)を使用しておりましたが、特に単独で走っている時に使いずらさを感じておりました。具体的に言うと、35~40km/h位で走ろうとする時に、チェーンが斜めに走ることで抵抗がかかったまま走り続けていることが多かったということです。リアがワイドレシオであるということもあり、一段一段のギア倍数の差が大きくシフトアップした時に重たくなりすぎてしまうということも影響して、走るスピード域にギアレシオがマッチしてない感覚でした。
50Tにしたこととあわせて12-25Tのクロスレシオなギアを使用したため、35~40km/hで走行する際にスプロケットでおよそ5~8枚目くらいのギアを使うことになり、チェーンの抵抗は減り、繋がりもよく逆に巡航速度が伸びたようにも思います。
ケイデンスをどこまで維持できるかにもよりますが、普段リアのスプロケットを2~4枚目くらいしか使っていないな、という方はフロント、リアの組み合わせを見直してみるのも良いかもしれません。
ギア比は走るコース、グループライドか単独か、などによってセッティングを変えるべきなのでしょうが一般的に頻繁に変えることはなかなか難しい為、「52/36 × 11-28T」といった許容範囲は大きいけど美味しいところが少ないセッティングにならざるを得ないのかもしれません。走る目的やペースによって使い分けられると自転車が扱いやすくなりますよ(^^)
ホイールは昨シーズンから好んで使用しているマヴィックのキシリウムPRO USTを使用しました。アルミホイールならではのシャキッとした走りに、UST(チューブレス)タイヤによる路面抵抗の少なさが合わさり万人にお勧めできるホイールセットです。
クイックレバーにはフレームのゆがみを抑えるナカガワエンドワッシャーとまるでスルーアクスルを使っているかのような締め心地が得られるDT SWISSのロードスキュアーを組み合わせ、ハブ本来の回転性能が生かされるようにセッティングして臨みました。
リムブレーキや、ディスクブレーキ車だけどスルーアクスルではないフレームにお乗りの方におすすめのカスタムパーツです。
スタート直後から登りで高強度となるため、ウォーミングアップは念入りに。
最近調子の良い、20分走をL3くらいの強度でケイデンスを110回転前後を維持というメニューを一本行いました。普段のトレーニングから、本本のメニューの前にこれを行うとうまく身体が動いてくれるので近頃の定番メニューとなっております。
ローラーはロードバイクスクールのレッスンでも使用しているGTローラーのFlex3.2です。どんなところでも安定感のある乗り心地が使い勝手よく重宝しております。
修善寺ロードレースには、E2クラスタに福本が、フェミニンクラスタに廣瀬選手が出走いたします。
■2019年3月17日 第2回 修善寺ロードレース
E2クラスタ サイクルスポーツセンター5kmサーキット11周(55km・1600mUP)
10位(Top +3:50 出走56名、完走16名)
レーススタートが14:50、曇り空で気温が12℃ほどで肌寒いコンディションのため、夏用ジャージ上下にアームとニーウォーマーにウインドベストを着用して、春のクラシック的装いで出走いたしました。
ジャージ、ベストはチャンピオンシステム製チームジャージ、ウォーマー類はMAVICのメリノウールの物を使用しております。
レースは11周回で争われますが、過去最大8周回のレースの経験しかなかったため様子を伺いながらのスタートとなります。1周目は周りも元気なのでレース中最も速いラップタイムでした。そのためか、1周目完了時には出走人数の半分ほどの集団に。
ホームストレートは追い風が強く吹いていたため、登り勾配ですがスピードに乗って縦に長い集団となりました。
5kmサーキットは、一周のラップタイムがアマチュアカテゴリで約9分前後となります。3分登って1分下って4分頑張ってまた一分下ってというインターバルが永延続きます。
登りでいかに踏み過ぎないかと、下りをうまくこなして休むことが出来るかというのが勝負の分かれどころとなります。
明らかに登坂力上位な選手が3名ほどおり、その選手達が登りのペースを作ります。
やがてアタックをしたわけではないものの自然にその3名が先行し集団に差をつける形でレースが進んでいきます。
今回のレースはフェミニンクラスタがE2の1分後スタートの混走だったため、レース途中で廣瀬選手が先頭集団で頑張っている姿を見ることが出来ました。
クラスは違えど同じジャージを着ている選手が走っているのは心強いものです。
インターバルに耐えられなくなった選手から脱落していきます。自分自身もレース半ばを過ぎたあたりからキツさを感じ、8周目あたりに左足に痙攣を感じ一度集団からドロップしてしまいました。
下りでは差が付くものの、登りはパワーメーターとニラメッコをしながらだましだましペースを刻んでいきます。前にいる4人ほどの集団には変わらぬ距離感を保って走れていたので少しづつ差を詰めて最終週回で追いつこうと何とか耐えながらも踏み続けました。
最終周回の登りで4人を捕えることに成功しました。これが先頭争いなら良いのですが完走できるとあって少しでも上の着順を取れるようにゴールスプリントに備えます。
ログを見てみると、キツイところから3分半300Wを踏めていたので、少しは気持ちが強くなったかなと思いました。笑
#がんばった俺
集団を捕えてからはスタートラインへの登りまで後方に位置して、最後の登りを終えて平坦に差し掛かるところ残り200m位から下ハンもってスプリント開始。少しタイミング早くかけたことが功を奏して集団内では先頭でゴールすることが出来て10位でレースを終えました。
昨シーズンのポイント不足でE1からクラスを落としてのシーズンインでしたが、距離が延びたこともありクラス関係なくきついレースでした。もう少し頑張らないと。。
8周回のレースを終えて先にスタートした廣瀬選手、サポートで帯同していただいた小林さんを見つけると、お互い無事にレースを終えたことに安堵し、反省会をしつつ修善寺を11周できたという自分の中で達成感を得ることは出来ました。今後のレースの自信に繋がるレースになればと思います。
廣瀬選手のレースレポートも後にアップさせていただきます。
応援に駆けつけていただいたH様、A様、いつもサポートしていただいております小林さん、SNS等で応援いただきました皆様誠にありがとうございました。
次戦も頑張ります!
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