JBCF全日本実業団自転車競技連盟主催の2019年シーズン開幕戦、修善寺ロードレースを終えた廣瀬選手よりレポートが届きましたので紹介させていただきます。
■レース名:第2回JBCF 修善寺ロードレース
■コースプロフィール:Fクラスタ:5kmサーキットコース 右周り8周回 40.00km
■結果:6位 Top+1’20‘’(出走25名、完走15名)
■使用機材
フレーム RIDLEY NOAH SL
ホイール CORIMA S+
タイヤ Vittoria CORSA
ステム DEDA ZERO100(90mm)
コンポーネント SHIMANO ULTEGRA 6800(ブレーキレバーのみDURA ACE 9100)
サドル ASTVTE SKY LINE VT
サイクルコンピュータ、パワーメーター Pioneer SGX-CA500
ギア比 52/34 11-28T(クランク長165mm)
日本サイクルスポーツセンターで行われた2019年JBCF開幕戦に今年もPedalist実業団登録選手として参戦してきました。
本格シーズンイン最初の一戦ということもあり、このレースに大きく照準を合わせていたわけではないが今後のレースも見据えて、平日の短時間高強度のローラーメニュー、週末は実走での高強度で尚且つテクニカルな部分の練習を繰り返し、レース2日前にはFTPを更新、フィジカル、メンタル共にとてもいい状態に上げていった。
お陰でいい意味で緊張感は全くなく、ドライブ気分で箱根の山々を眺めながら会場入り(笑)。
■11:00会場入り。
現地は薄曇り。しかも突風のような風が吹き体感温度はかなり低い。
ウエアの選択に悩むなぁなどと言いながらコースすぐ脇に停めた車の中で、E2参戦の福本選手と、いつもサポートで帯同してくれる耕平さんとJPTのレースを観戦しながら時を待つ。
ちょうど車を停めた位置が、足切りされた選手がコース外に出る所の目の前だったこともあって、毎周回足切りを言い渡された選手がコースから吐き出されるのを見ていて、このコースの過酷さを目の当たりにするも、不思議と完走できないかもという不安は無かった。
さすがに、リーダージャージを含むメイン集団がごっそり足切りされたのは驚いたが、あれはもうアクシデントだな・・・と。
緊張感が無いのが良いのか悪いのか(笑)、のんびり軽く食事を取ったり着替えたりして、スタート1時間前にローラーにてアップ開始。
レース前日に都内の某強豪チームの選手から、修善寺のコースは登りじゃなくて1.5~2分のインターバルだよとアドバイスを頂いていたので、軽めのギアで心拍上げて、間にL5、30秒を何本か入れ身体を温める。
福本選手と検車とサインを済ませ、招集場所へ。
アップをしていた時には少し温かかった日差しも、また雲に覆われて震えるような寒さに。冷えない様足踏みしながら、1分前にスタートするE2選手の後ろに並ぶ。
■14:50 E2スタート
号砲とともにE2スタート。すぐに右にカーブしながら登りが始まるので、次第に小さくなる福本選手の背中を確認後すぐに自分もスタート。
いつものことだが、あまり先陣きって前へ前へというのが性格的に得意ではないので、集団の後方寄りでローリングを含む1周目はコース確認(試走なしだったので)、2周目で選手の脚色確認していくことに。
2号橋を過ぎた所でリアルススタート。ペースアップに対応できるようギアを一枚上げておいたが、ペースアップなし。この後にあるコース内で一番長い登りで選手の脚色チェック。登りの得意不得意と、得意そうな選手のギアを確認。レースの中で、この作業が意外と好きだったりする。
2周目の最初の登り、ここで登りが得意な選手と不得意な選手とで若干バラけるも、そのあとの下りで追い付いて来る。
3周目に入ると、後方から荒い息遣いが聞こえてきたり、こぼれる選手も多数いた模様。この時点で10、11人だったと思う。基本アップダウンしかないコースなので、先頭交代しながらという動きもはっきりせず、登って下って。登りでふるい落としが掛かるのはわかっていたので、遅れないよう変速のタイミングをはかる。コースのレイアウト上、変速の忙しいこと忙しいこと。途中、アウターに上がらずガチャガチャさせた場面も(汗)。
それでも昨年のジャパンカップと違い、声援に笑顔で応える余裕あり(笑)
どうしても体重差により下りで遅れがちになるもその後の登り返してすぐに追いつけるので、下りで踏まずに休むことと、コーナーリングが不得意そうな選手を上手くかわすことを意識しながら周回を重ねる。途中、周回完了手前の登りでインナーに落とそうとしたら、チェーン落ちしかけて噛んでしまい、まさかのペダルロック!うわっ回らない!咄嗟にペダルを逆回転、インナーに掛かった!ふー危ない危ない・・・ほんの4、5秒のことだったが、登りでペースが落ちた時だったので遅れることもなく、他の選手に迷惑かけることもなく回避、いやはや・・・。
6周目だっただろうか、E2の先頭が後方から来るということでコース左に寄りながらペースダウン。これによりかなり脚を休められ、しかもその追い抜いていったE2選手のひとりが福本選手。めちゃくちゃ良い位置にいるじゃない!と観客気分で見送る。
その周回のホームストレート手前の登りで一気にペースが上がる。ココ一番のふるい落としだ!と思い、こぼれないよう粘る。そしたらなんと、ポイント周回のポイント狙いのペースアップだった、完全に失念・・・4番手に付けていたが、前の選手が追わなかったのでそれに同調してしまった。
ポイント狙いで飛び出した伊藤選手(Team ZERO UNO FRONTIER)と藤村選手(MOPS)がラインを越えた先でペースを緩めたのが見えたので、このまま3番手の選手と追えば追いつけると思うも、直後の登りでペースダウン。前に出るも、一人で追うより様子見てとそこに留まったのがこの日の敗因(結局このままこの二人にさらに差を付けられて逃げられてしまった)。
この後、追いついてきた2名の選手と合わせて4人で前を追うも、じわじわ差が開く。ここで植竹選手(Y’s Road)が飛び出していくが、すぐに落ちて来るだろうと判断したが(これも判断ミス)、見える位置にいるもののペースは落ちない。3人でどこまで追い上げられるか、しかしそんなにもう余裕はない。
最終周回に入り、飛び出すタイミングを推し測りながら二人の様子も伺う。最後の登り手前の下りで一か八か前に出て踏む。後ろに付かれているかもわからなかったが、とにかく踏んだ。そのまま登り返しで踏み続けるもみるみる削られていく。この最後の局面で辛さが増す。脚が回らない、上がらない、進まない。後ろからひとり、ふたりと抜かれていく。あー仕掛けたタイミング間違えた。勾配が緩んだところで、前を行く伊藤選手(フィッツ)のペースも落ちているのが見て取れたので、ダメもとで下ハン握るが全然届かず、6位でゴール。
今年はレースの距離が延びたことで、短距離決戦の選手が残れず、全日本、おきなわ、ニセコで成績を残している選手が上位を占める結果だった。
調子が良かっただけに結果には満足していないが、判断ミスも含め経験値を上げられた充実したレースができたと思っています。それに、力以外の部分でなぜ勝ちにいけないのかがわかったので、今後はそれらも課題に、少しずつでも順位があげられるよう頑張っていこうと思います。
最後になりましたが、今回もクラスは違えど一緒に戦ってくれた福本選手、いつも貴重の休日を手厚いサポートで帯同してくださる耕平さん、寒い中一日中応援してくださった細川さん&荒川さん、本当にありがとうございました。
次戦も再び修善寺、逆回りの短距離決戦なので気合を入れ直して頑張りますので、引き続き応援よろしくお願いします!
Pedalist
■お問合わせ
TEL 045-761-0012
mail pedalist@miracolare.co.jp
■営業時間
平日13時~21時
土日9時30分~18時30分
■定休日
火曜