ジャパンカップ オープンレース女子 、ウィメンズクリテリウムに出場しました廣瀬選手より、レースレポートをいただきましたのでご紹介させていただきます。
■レース名:ジャパンカップ オープンレース女子 / ウィメンズクリテリウム
■コースプロフィール:
(オープンレース)宇都宮市森林公園周回コース 3周回 30.9km
(クリテリウム)宇都宮市大通り周回コース 3周回 6.75km
■結果:(オープンレース)12位 top+4’35″(出走19名)
(クリテリウム)8位 top+0’02”(出走18名)
■使用機材
フレーム RIDLEY NOAH SL
ホイール Campagnolo Shamal Ultra
タイヤ PIRELLI P ZERO VELO クリンチャー
ステム DEDA ZERO100(90mm)
コンポーネント SHIMANO ULTEGRA 6800(ブレーキレバーのみDURA ACE 9100)
サドル SPECIALIZED Women’s Power MIMIC
サイクルコンピュータ、パワーメーター Pioneer SGX-CA500
ギア比 52/34 11-28T(クランク長165mm)
昨年に引き続き、UCIワールドチームが参戦するアジア最高峰レースのひとつジャパンカップの前座レースに参戦してきました。昨年入賞していたにも関わらず表彰式をすっぽかしてしまったので、今年こそ台の上に乗るために。
そんな気持ちとは裏腹に、前夜から降り出した雨は予報を裏切ることなく降り続く。そして直前に関東地方を襲った台風19号で至る所が土砂災害で通行止めとなり、その影響で会場近くの駐車場に停められず、かなり遠くまで移動することに。この時点でDNSすることを本気で考え始める。それでも雨の下りに備えてカーボンホイールからアルミホイールに交換するも、その間も降り続く雨に準備の手も止まり、車の中でただただ雨が止むのを待つ。
いよいよ検車のタイムリミットが近づきDNSしようかなと思っていたら、小雨になってきたのと、30年以上も夢見てきた世界戦に参戦した女性トライアスリートのSNSの投稿をみて、その30年間の想いの重み(ふざけていませんよw)に心動かされ慌てて準備をしてスタート地点に向かうことに。
結局雨は止まずしとしとと降り続ける中スタート。
海外から参戦のHigh Ambition Womenの3選手が出だしからガンガン上げてペースを作って行く。なんとかついて行くもKOM手前で離される。
その後の下りは第2集団?となった三人で下るが、先を行く二人とじわじわと差が開いて行く。微妙な間を保ったまま古賀志の林道へ。ペースが緩んだのか先頭集団が見える。前の二人はその集団を追い始めるが、自分はそれについていけず置いていかれる。追わなきゃいけないのはわかっていたが、今の自分にはそのパワーが無かった。気がついたらひとりぼっち、ここからはひたすらひとりTT。
ただここから違ったのは、以前なら心折れてペース落ちて・・・という流れだったのが、不思議と心折れず淡々と踏めたこと。今年はTTにチャレンジするにあたって、その練習が功を奏したのかもしれない。このまま大きくペースを落とすことなくゴール。
残念ながら表彰台には届きませんでしたが、不安だった雨の下りも単独走になったお陰で難なくクリア、無事に完走できて一安心でした・・・。
と安堵するのも束の間、大会関係者が声を掛けてくる。
この後開催されるクリテリウムへの出場権を得たので出て欲しいと。オープンレースで、クリテリウム招待選手を除く上位5名がその対象で、そのうちのひとりだと。
それ自体知ってはいたが狙っていたわけではないし、そもそも体力も消耗していたのでしばし迷ったが、来年以降開催されるかわからない10周年記念レースとのことで、思い切って出走を決める。
とはいえ、かなりのタイトスケジュール。同じくPedalistから参戦していた新井選手のゴールを見届けることも出来ず、自転車も泥だらけ、着替える時間もないまま宇都宮駅前大通りへ慌てて移動。
受け取ったゼッケンも、ジャージを着たまま無理くり付け、何とか準備完了。息つく暇もないまま招待選手の後ろに並んでスタート。
オープンレース同様、High Ambition Womenの選手が一気に上げていく。もちろん皆それについていき縦に伸びる。その後方に付き、あれ?一番後ろかな?と振り向くと二人いてちょっとホッとする(笑)
池上町コーナーを回ると集団が縦に伸びる。そのまま後方についていても苦しさはない。
選手の動きも景色も良く見えフィジカル、メンタル共に余裕あり。しかし、慌てて付けたゼッケンが思いっきり風を受けて抵抗を感じる(笑)。
上河原コーナーを過ぎると、若干の登りでアタックが掛かるが、遅れることなくクリア、二周目に入る。
前方では何やら動きがあるが傍観(笑)。しかし、2回目の上河原コーナーの立ち上がりで中切れ発生!一瞬の迷いもなく単独ブリッジ、上手く体重が乗り売切れることなく追いつき、しかもそのままの勢いで前に出られそうだったが、ここは大人しく集団に収まる。するとすかさずアタック!そういえば、周回ポイントがあるんだった・・・と後に気が付く(笑)ブリッジの勢いで前に出ていたら、周回ポイント取れてたかもな~なんてのは、レース後のタラレバの妄想でして。
最終周、池上町コーナーを過ぎると予想通り牽制が始まる。その動きをしっかり捉えながら後方から静観。上河原コーナーの立ち上がりで動きがあると睨み、中切れ回避のためにコーナーをインから攻める。
ドンピシャ!
前を行く選手が一気に加速する。
良く見えなかったが、High Ambitionn Womenの選手がロングスプリントを仕掛けて単独で飛び出した模様。
自分がいるのが2位争いの集団、ほぼ全員と思われる人数。もうよくわからないけど踏んだ。集団のほぼ最後尾にいたが、自分なりには攻められたと思うし、踏めていた感はしっかりあった。
そのままなだれ込むようにゴールラインを越える。
順位はわからない。
でも、久しぶりに楽しいレースをした!ワクワクドキドキするレース、一瞬で置いていかれてひとりぼっちで走ることも覚悟していたレースだっただけに、ゴールスプリントまで絡めたこと、それまでのレース展開にも「観客」でありながらも参加していたこと。こんな大舞台で走れるだけで夢のようなのに、本気でレースが出来たというのは本当に嬉しかった。
まさかの展開でドタバタな一日でしたが、単独参戦で応援もない中・・・と思っていたら、観戦に来ていた自転車仲間の細川くん、荒川さん、翔太くん。
お仕事で来てらしたRoppongi Expressのヤマケンさん、フィッツの圭菜子さん、応援ありがとうござました!またレース後、気さくに声を掛けてくださり、美味しいおにぎりをくださったLive garden Bici Stelleの新川選手、とても嬉しかったです。
そして、クリテリウムに出ることになったおかげで、メインレースの観戦に来ていた次男と妹にまで応援してもらい、これまた特別なレースになりました。
レース自体は単独参戦でも、いつも励ましや応援を頂いていることに改めて感謝しなければいけないなと思ったレースでもありました。
最後になりましたが、直前の台風19号により大きな被害を受けたにも関わらず、今大会開催に向けて復旧・整備に当たられた大会関係者、宇都宮市、地域住民の方々には心より御礼申し上げます。お陰でとても安心してレースに参戦することができました。
実際に足を運んでみて、まだまだ復旧に時間が掛かると思われる場所がたくさんあり、小学生の子たちまでもが水没した家財道具を運び出している姿をみて、本当に心が痛みました。一日も早く日常が取り戻せるよう、心よりお見舞い申し上げます。
※掲載写真
井上 和隆 様
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岡元 恒治 様
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