第4戦に引き続き大磯クリテリウムに出場した廣瀬選手からレースレポートがが届きましたのでお届けいたします!春一番の風の中自走した廣瀬選手の結果や如何に。
■レース名：2019-2020 大磯クリテリウム第5戦 女子スポーツ■コースプロフィール：大磯ロングビーチ駐車場特設コース8周回 約8km
■結果：優勝 (出走4名)
■使用機材
フレーム CARRERA PHIBRA NEXT
ホイール Campagnolo Shamal Ultra
タイヤ PIRELLI P ZERO VELO クリンチャーステム DEDA ZERO100(90mm)
コンポーネント SHIMANO ULTEGRA 8000(ブレーキレバーのみDURA ACE 9100)
サドル Specialized POWER W/MIMIC
サイクルコンピュータ、パワーメーター Pioneer SGX-CA500
ギア比 52/36 11-28T(クランク長165mm)
先月初参戦した大磯クリテリウムに今月も出て参りました。 前回は、スタートリストが出るまでずっとそわそわ落ち着かない気持ちでいたのですが、一回出ると肝が据わるのか、今回はリス トが上がってることも気付いていなかったという(笑)
自転車仲間に「リスト上がってるよ」と教えてもらい確認すると、なんと３人！えー３人⁉この時点で、ゴールスプリントか逃げしか無いと予想。しかし、３人のうちひとりは去年の春、千葉のレースで対戦していて、簡単には逃がしてくれないと分かっていたので、ほぼゴールスプリント勝負だろうと読む。
前回同様自走にて会場に向かうが、前日吹き荒れた春一番と変わらない強風！防風林の隙間風に煽られるたびに、これレース出ちゃいけないやつじゃない⁉と悩みながら会場入り。
受付を済ませ、光栄にもお声掛けくださったCS Slingerの新村穣選手とカレーを食べながらお話していたらなんと、伊豆で合宿中のHigh Ambition Women Cycling Academyの本田母映選手が目の前に。聞くと急遽今日のレースに出ますと。ぉお～い聞いてないよぉ、まさかのおきなわチャンピオン参戦！母映ちゃんに会えたのは嬉しいけど・・・と複雑な心境でカレーをもぐもぐ(笑)
今回、自分は１カテゴリーのエントリーだったが、同じレースを 走る他の女子選手は3人とも男子ビギナークラスにもエントリーしていて、皆さんまずはそのレースをば。自分はそれを見ながらそれぞれの走力を推し量る。うーむ、皆さんフォームも綺麗だし何より男子選手に混ざって緩みなく走ってる、簡単には勝たせてもらえないぞコレ（当たり前なんだけど）。でも、自分だけサラ脚なのにビリになったらカッコ悪すぎだぞとかアレコレ考える。
検車とサインを済ませ待機場所にいると、ひとつ前の女子ビギナーのカテゴリーがDNS
多数のため、ビギナーとスポーツの混走になるとの放送が。単純に人数が増えるのはありがたかったが、周回数はひとつ減り8周に（ビギナークラスは周回数は増えてるのにローリングは減ってしまったのでちょっと気の毒・・・）。
スタートラインに白崎選手、今野選手、自分と並ぶがなぜか本田選手は遠慮気味に後ろに。それが却って怖かったのはココだけの話。
14：49スタート
いつも通りローリングでは前に出ません。風も午前に比べたら幾分弱まっている。
リアルスタートし平塚コーナーを過ぎたところで私の後ろにいた本田選手が私の前に入ってきた。コーナーリングが下手だったかなあ、いやいや何かの作戦か？色んなことを考えてみたが、まいっか、で終わる(笑)
頭を牽く白崎選手が後ろに下がる。
今野選手、本田選手、自分、白崎選手の順で周回を重ねる・・・・
あれ？気付くと今野選手がずっと前牽いてる。時々後ろを振り返るけど、もしかして千切ろうとしてるのかな？でもそれ以上大きな動きは無い（レース後、初対面にも関わらず尋ねたら、交代の合図出してたんだけど・・・と。少なくとも三番手に付けていた自分には何も見えなかったよとお伝えしました）。
さすがにずっと前を牽いてるから前出ようかなと思ったが、三番手の自分が飛び出したらアタック掛けたと思われる可能性大なので、だったらアタック仕掛けた方がイイよなぁとタイミングを見計らうも、なぜか今回の皆さんの戦力がいまいち推し量れない。
結局そのまま最終ラップへ。
もうここまで来たら以前から決めていた、小田原コーナー立ち上がりでスプリントを仕掛けることに。
ここまでの周回で、今野選手と自分はコーナーをインから、本田選手と白崎選手はアウト側を通ることが分かっていたので、インで本田選手と並んでコーナーを抜けるあたりから踏み始める。視界の右側で誰かが反応したのが見えたがワンテンポ開いた、よし！
ロングスプリントだがいけると思った（根拠はない笑)。
後ろに付いてきている気配はあったが視野には入っていなかったので、並ばせまいと最後まで踏み、一番にゴールラインを越えた。
終わってみると、最後のスプリントでもう1枚ギアを上げて後ろを引き離したかったなとか思うのですが、人数少なかったとはいえ、各地のレースを荒らしている(笑)若い選手たちに勝てたことは、サラ脚という 「おばちゃんハンデ」を戴いたとはいえ（のちにログを確認したら、自走でTSS100でしたがw）素直にうれしかったです。
また、レースを通じて知り合った白崎選手、本田選手と会うことが出来、レースだけではない楽しい時間が過ごせてとても充実した1日でした。
現在、世界各国で新型コロナウイルスが猛威を振るうという未曽有の事態により、各地で予定されていた各種イベントが延期または中止に追い込まれている状況で、次戦の予定を立てるのは困難ではありますが、またいつでも走れるよう準備は整えておこうと思います。
また、これを読んでくださっている皆様も、くれぐれも体調の変化には注意していただき、元気に過ごされることを切に願います。
※掲載写真
高井 良春 様
Text 廣瀬博子選手
Pedalist ペダリスト
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