昨今のキャンプ人気はもはやブームと言うよりもライフスタイルの一つとして完全に定着つつあるのではないでしょうか。
当社内においてもキャンプ人口は増え、休みの日にはスタッフ同士でキャンプに行く機会も増えてきました。キャンプ地まで車で行き、キャンプ地周辺で積載したバイクでサイクリングをする機会が多いのですが、キャンプ場まで自転車で行けたらもっと楽しいのではと妄想が膨らむばかりです。
自転車でも季節の良い時期であれば、荷物を絞る事で実際にやっている方も多くいらっしゃいます。しかし私を含め普通の人からするとキャンプ道具を背負って現地まで行くのはかなりハードルが高く、現実的には自転車で行ってもバンガロー又はロッジなどに宿泊するケースが多くなってしまいます。
何とか自転車でキャンプに行くことは出来ないかと模索していると、ヨーロッパで見かけた光景がふと頭に浮かびました。自転車の後ろにサイクルトレーラーを引いてキャンプ道具を一式積んで走る姿です。
当時ヨーロッパの方はパワーあって凄いなと感心するだけでしたが、興味が沸いてくると
・どんなフィーリングなのだろう?
・本当に走れるのな?
・重くない?
・怖くない
等々期待と不安が入り交じり、様々な思いが交錯する中、とにかく自分で試さないとお客様にお勧め出来ないとの結論に達し、今回メーカーの協力を得てBURLEYにキャンプに道具一式を積んで走ったのでインプレッションをご覧ください。
コーホーXC
一輪式のカーゴトレラーになります。
コイルスプリング式のサスペンションとオフロードタイヤを装備しておりますので、荒れた道での走行も可能です。キックスタンドを装備していますので、スタンドの無いロードバイクでも気軽に停車する事が可能です。
積載量も多くオプションも豊富でかなりの積載量があります。
耐荷重も31,8kgあります。
今回実際のキャンプを想定してコーホーXCに積んだキャンプグッズをご覧ください。
キャンプに必要な道具一式を積んでもまだ余裕です。
テント、タープ、寝袋、ランタン、焚き火台をテスト的に積みましたが、その他バーナー、食器、チェアー等々楽に詰めるスペースがあります。
クーラーBOXは車輪の上の荷台に乗せ、着替えはオプションのパニアセットに入れれば急な雨でも大丈夫です。
今回のテントはモンベルのクロノスドーム1型重量約2.2kg。
タープは同じくモンベルのミニタープHX、寝袋、ランタンとソロキャンプ仕様のセッティングです。モーターバイクで行く場合にこれに折りたたみのマットレスがあれば行けるという装備を自転車にそのまま流用しました。
(モンベル商品はペダリストで全て取り寄せ可能ですのでお気軽にお問い合わせください)
上手くパッキングし重量の事を考えなければ、写真のような1ポールテントを積んで行くことも可能と思われます。重量が11kgあるので隣のモンベル約5つ分になってしまいますが。
不足しているのは実際にキャンプで使用する下の写真の物一式(バナー、テーブル、食器類)ですが、焚き火台があれば直火料理を楽しむのもおつな物です。
前置きが長くなりましたが、実走のインプレです。
発進時基本に忠実にペダル位置を上死点に合わせ体重を掛けて一気に加速しましょう!こぎ出しは軽く予想以上にスッと進んでいきます。
ゼロスタートから巡航速度25kmくらいまではとても快調に走れます。
それ以上の速度になっても重いとか、進まないという感覚は殆どありません。
正直一番強く感じたのが怖いと言う感覚です。
25km以上の速度で巡航する場合慣れが必要です。普通に真っ直ぐ走る分には問題無く走る事が出来ますが、急が付く動作とコーナリングは注意が必要です。
急な動作をするとトレーラーがバイクの動きについてこれないため、モーターバイクで云うところの「ハイサイド」 のような状態になります。
バイクは倒しているのにトレーラーは直立しようと反対の動きをするため寝かしていたバイクが急に起き上がろうとします。
又コーナーでは内輪差があるので、いつもの調子で曲がると100%縁石に乗り上げ最悪転倒する可能性もあります。
全ての動作をゆっくりそして速度を落とせば全く問題無く走れます。
都心部や1車線の道ではすり抜けは行わない方が良いです。
元々がのんびりと走る為の物ですので、いつもガチンコで走っている方もたまにはゆっくり景色を見ながら走る事での別の楽しみ方を味わってはいかがでしょう。
現地に到着したら、トレーラーを外してバイクのみで走ることも出来ますので連泊してトレーニングの合宿なんかいかがでしょうか?
トレーニング後雄大な景色を見ながら、焼き肉で蛋白質を摂取すると同時に冷却水としてビールを飲んだら最高だと思いません^^
ノマド(NOMAD)
積載能力、安定性が高く長さがコーホーXCより短くなるので、かなり気楽に運転出来ます。更に重量も45KgまでOKです。
特筆すべきは上部に設置するオプションの追加キャリアノマドカーゴラックです。現地で食材や飲料を調達する場合でも、個人的にはキャンプのマストアイテムの一つであるクーラーボックス。発砲スチロール製やソフトタイプの物など軽量で、かさばらない物もありますが出来ればサイズはどうであれハードタイプのBOXがあると衛生面でも安心で便利です。
2輪なので荷物を積む際重量バランスを気にしなくても良い所もお勧めポイントになります。ワンポールテントと折りたたみ式のチタン製薪ストーブが積めますので冬場のキャンプもOKだと思われます。
取付はリアのクイックレリーズを使う形で布で簡単に脱着が可能です。
トラボーイV2
最も走りやすくかつ内輪差も少ないので一番違和感なく走行が可能なモデルです。最大積載量も27kgと通常のキャンプ用品一式を問題無く積めます。
私拘りのクーラーボックスは一番下に設置するか、ソフトタイプを活用すれば問題はないと思われます。
取付はシートポストにアタッチメントで簡単に取付可能です。
現地で取り外して荷物運びとしても使用可能な作りです。
Youtube等の動画を見てもこの仕様でキャンプに行かれている方が一番多いかもしれません。
荷物は写真の様に立積みになりますが、かなりの量が普通に積めます。
以上自転車でキャンプに行きたいなから始まった企画です。
ペダリストアウトドアグループを設立することにしましたので、興味がある方は遠慮無くお問い合わせください。
もう少し暖かくなったら近場で自転車キャンプを開催致しますので是非ご参加ください。
2021年2月20日(土)まで試乗可能ですので興味を持たれた方は是非ご来店ください。
使用上の注意事項(カタログから抜粋)他項目はメーカーのサイトまたはカタログ参照願います。
(1)歩道の走行は出来ません!
サイクルトレーラーを牽引した場合、法令が定める「普通自転車」ではなく、軽車両
になりますので歩道は走れません。車道の保多鯉川を走行してください。
一方通行も通行できませんのでご注意ください。
(2)右折は二段階右折で・
原則的に車道の左側しか走行してはいけないので、右折の場合は「二段階右折」となります。
(3)フラッグを必ず立ててください。
株式会社 ミラコラーレ サイクル事業部Pedalist
横浜市港南区日野5-1-25 ライオンズマンション1F(鎌倉街道沿いです)
TEL:045-370-7726
お気軽にお問い合わせください。ペダリストは自転車で楽しむ、遊ぶを色んな角度から
提案しながら、お客様と一緒に自分達も楽しませて頂きます!