こんにちは暑さに強いメカニックの金久保です。
寒いのは苦手…
本日は自転車の異音について整備することが続きました。
一般的に異音は以下の項目による原因が多くなっています。
①ネジのゆるみ
②汚れ、砂の混入
③パーツの摩耗
④錆、パーツの乾き
⑤調整のズレ
⑥その他
等々 …
異音は実際に乗らないと聞こえ的ずらいものが多く、
解決には多くの経験が必要となる場合があります。
さて今回は2件の異音案件がありました。
1件目 LOOK 795 ブレード
症状:乗車しているとヘッドにガタが出てしまい不快な振動と異音がする。
原因は ⑥その他 に該当します。
フロントフォークのコラムが通常の丸ではなく、特殊な形状をしています。
この特殊な形状のコラムとステム、スペーサーの取り付け時にわずかな隙間が生まれていました。
乗車中の大きな負荷に耐えられず隙間が原因でパーツが徐々に動いてしまうといった現象です。
その為メーカーと相談の後にアルミのテープを貼り付け隙間を少なくする施工を行いました。
2件目 リムブレーキ カーボンロードバイク
症状:軽く漕いでいる時だけ「カコッ、コク」音がする。
力を入れているときは音がしない。
座っている時だけ音がする 。
原因はこの3つによるサドル周りによるものでした。
①ネジのゆるみ
②汚れ、砂の混入
④錆、パーツの乾き
以前まで異音といえばクランク、BB周りを思い浮かべる方が多かったと思います。
最近の自転車では異音の種類もかなり変化してきています。
ケーブルのフル内装、専用ヘッドパーツ等パーツの擦れによる異音も増えています。
この業界において【異音】は永遠のテーマなのかもしれません。
異音は安全に関わることもあります。
異音でお困りの方は是非一度ご相談ください。
他店購入の方でも関係なくウェルカムです(^^)