2022年ツール・ド・おきなわ参戦記

2022年ツール・ド・おきなわ参戦記

2年振りに開催されたツール・ド・おきなわ。
ホビーレースでは数少ない公道を使用したラインレースで、他のレースとはひと味違う楽しさがあります。Pedalist代表の野田、自身4回目となるツールドおきなわの参加レポートをお届け致します。

スタート前は雨模様

コロナウイルスの影響もあり2大会中止となっていた間に、私も年を重ね遂に還暦に。
還暦と言えば60才。
今回から60才オーバークラスへの参戦となります。
サイクリストとしては年長の部類になりますが、今回出走したクラスでは最年少となります(笑)
60才になった年が優勝の最大のチャンスと頑張っておりましたが、世界的なコロナ禍でサイクルイベントはほぼ中止。
一般道での走行でも万が一事故で落車したら医療機関がパンクしている状態が続いているため、ご迷惑を掛けるからと全く乗らない状態が続いておりました。

2年ぶりの沖縄の海

どれくらい乗らなかったかをStravaで確認すると、、、、、、
元々距離を乗るタイプではないのですが、サイクルショップを運営している人間とは思えないほどのデータです。

そして2022年の走行距離は732km。
2021年より増えておりますが、真面目にトレーニングしている方の月間走行距離にも届きません。前年より距離が延びたのは佐渡ロングライドの参加で210km走ったからです。
実走はなんと7回!ローラーが15回と、とてもレースに出走出来る状態ではありませんが、今回の目標は「完走」!
とにかく足切りにならないように走る。
あわよくば50位以内に入り翌年のシード権を獲得する!を目標にレースに参加しました。

こんな状態でレースで走れるのかとプロ選手に聞くと、3ヶ月前からしっかりトレーニングすれば、身体が覚えているので大丈夫ですよと軽く言われました。
筋肉はすぐに戻るけど、心肺は戻すのに時間が掛かるので頑張ってくださいとアドバイスを頂きました。

11月のレース月に入っても実走の時間が取れず、ローラーで2週間前から学生時代から得意技の一夜漬け。
年齢を重ねると回復力が落ちるだけでなく、激しすぎるトレーニングは体調を崩すだけなので少しずつ負荷を上げます。
現実は残酷で3年前のFTPがほぼ最高出力。
しかも20秒持ちません。しかもお尻が痛い(笑)
レース月は4回のローラーで自分なりに整え本番に挑みます。

レース前日の体重は前回大会より+8kg!会場前にあった像と自分を重ねました(笑)

沖縄イン。

受付時は大雨。レース当日の天気も雨予報。
試走で身体をほぐそうと思っていたのですが、それも適わず。
受付会場まで車でいくが凄い雨の中自転車で走る方の多いこと。明日の本番でチェーンオイルは大丈夫なんだろうか?と心配する程の大雨でした。

レース当日。
昨日の大雨から天気は回復し曇り空でのスタート。
良いポジションをキープし、順位も一桁台をキープ。

スタート前

こんなに乗ってないのに、俺って天才って思いながら快調に走行を続けます。
心拍も160くらい、足も軽い、機材も最高。これはもしかしたら良いところ行けるんじゃないかと走っていると一つ目の上り、美ら海水族館に差し掛かります。
上りに入ると練習不足が露骨に出てきます。ジリジリと遅れ始め残念な事に、、、、、、早々にここで先頭集団から千切れてしまいました。

何とか完走出来るよう走りますが元々50km走るだけでもしんどいのに、一人では厳しいなと思っていたところ、同じように坂でちぎれた方と何人かで廻していきます。
しかしどんどん人数が減り、最終的には20km地点からゴールまでの30kmを二人で回し無事ゴール。(機材にもかなり助けられました)

愛車であるDOGMA F12 リムブレーキ仕様

今年は駄目だろうとリザルトを受取に行くと、奇跡の49位!
タイムは1h32m 前回が1h16mでしたから16分遅い計算になります。
しかし1h30mを切れていないため完走扱いにならないのではとドキドキしながら確認すると、60才以上の足きりタイムは1h40mとこれまた奇跡のセーフ!
なんと2023年のシード権を取ることが出来ました。
シード権が取れている間はレースに出続けるたいと思います。

※このレポートアップしていたつもりでしたが、アップ出来ていませんでした。

今週2023年おきなわがそろそろスタートします。
怪我をしないよう楽しんできます。

ペダリストピナレロショップ青山・横浜

代表 野田