2015.10.17
■ジャパンカップサイクルロードレース チャレンジクラス レースレポート(福本)
天候:雨
気温:17°
チャレンジクラス 第一組 16位(+48sec)
Team Pedalist
9位入賞 飯田選手
45位 久保田選手
60位 野田選手
67位 浅島選手
プロレースとしては日本で開催されるUCIで最もグレードの高いレースです。
チャレンジクラスはその前座として、アマチュアライダーのみで行われるレースとなります。
ロードレースとしては実に4月の群馬以来となり、少し緊張しての会場入りでした。今シーズンはレースに日に雨に泣かされることが多く、今日のコースは特に下りがテクニカルで晴れていても滑りやすい道路なので、なおさらナーバスになりました。
先だっての土砂災害の影響で本来のコースより短縮の10km×2周で競技は行われました。
photo:Kei Tsuji
このコースのハイライトはなんといっても古賀志林道の1kmに及ぶ登りです。林道へと続くアプローチも含めると実にコースの半分近くが登りとなり、平均勾配も10%に迫ります。時間にして約10分間の高負荷に耐えられるかどうかが勝負の分かれ目となります。
今シーズン一年間使用してきたLapierreのゼリウス。このフレームに乗り換えてから昨シーズン悩んでいた足攣りから解放されました。
【使用バイク】
フレーム:LAPERRE Xelius ultimate 49サイズ (サドル高670mm、ハンドル落差70mm)
ホイール:TNI カーボンディープリム38mm
コンポーネント:アルテグラ11S Di2
タイヤ:コンチネンタル コンペティション22mm
ハンドル:Deda ニュートンシャロー440mm
ステム:3T ARX PRO 130mm 84°
サドル:スぺシャライズド ローミン
シートピラー:トムソン エリート セットバック
パワーメーター:POWER2max Rotor 3D
ペダル:PD-6800
ギア比:52/36×11-25
重量:7.2kg
シーズン通して仕様はあまり変わらず、トラブルも少なくレースを走ることが出来ました。最近の変更点はポジションを全体的に前に持ってきている点です。ハンドル~サドルの距離を固定して、サドルを前に出した分、ステムも伸ばしております。狙いとしては、高速巡航時、登坂時にペダルに体重を乗せやすくすることです。前乗りになってもハンドルが窮屈ではないので大きなポジションを取ることが出来ました。
サプリメントは、Mag-onにアミノバイタルBCAAといつもの。ボトルにはMEDALISTのゴールドを溶かしてレース中の水分、エネルギー補給とします。アップオイルはイナーメスポーツアロマのオールシーズンと、雨なのでレインジェルでコーティング。レインジェルは一年間大変お世話になりました。
photo:Hideaki TAKAGI シクロワイヤードより
悪天候のためか未出走の選手も多く、85名でのスタート。クリートキャッチをミスしないために壁際で。登りで前に出れればと思っていたので前後位置はあまり気にせず。写真中央右端のオレンジの袖口です。
また、今回はチームメイトが5名同じ組で出走しました。チャンスがあればチームプレイも念頭にと、考えておりました。
スタートから一気に古賀志林道を駆け上がりますので、パワーデータも強烈です。最初の6分弱はアベレージパワーで350wを超えておりました。ケイデンスについては、登りが続くので軽いギアで90回転以上回して登りました。短いレースなので最初から全開です。
最初のKOM(山頂)は3番手で通過しました。周りを見渡すとすでに集団は30名ほどに絞られています。
問題の下りは悪天候のため、無理する選手も少なく慎重に下ることが出来ました。下りきると次の登りまでは平坦路となりますので登りで遅れた選手もここで合流します。
平坦路から登りに入るとまた集団がばらけます。スタート地点までは勾配も緩いのでひとまとまりですが、古賀志林道に差し掛かると一気にふるいにかけられます。周りを見つつ、少し車間が空いても下り~平坦で詰められればと思い、6番手でKOMをクリア。前に先行する3人グループを、近くにいた高校生とローテーションを回しつつ追います。何とか追いつきますが追いつきざまにけん制が入り、最終的に16人の集団での勝負の登りに入ります。
集団の中にはチームの高校生、飯田選手が残っててくれました。他チームで集団の中に同じジャージを着ている選手がいなかったように思います。入賞は10位までなのでスプリントで最低6人抜かせば確実なのですが、優勝を狙うとなると、協力した方が確実です。
彼は登りが得意なのでうまく引き出せればそのまま行ってくれるかも?と思い、残り1.5kmを残したところで飯田君を連れてアタックをかけました。が、20分近く登りをこなした足にキレはなく、中途半端な位置で飯田君一人にしてしまい逆に迷惑をかけてしまいました。31分から40秒ほどが私の最後のあがきなのですが、パワー、スピード共にキレがありません。。
そこでレースをやめて自分のレースは終了しましたが、ゴール後飯田選手が入賞をしてくれたとのことでほっとしました。報われたような気がします。先頭集団から第二集団までは1分以上空いているので勝負には絡めたと思います。が、優勝以外はみんな負けです。
最後の集団の中では力はほぼ拮抗していたと思うので、アマチュアロードレースではあまりない動きが出来てレース自体は楽しめました。同じ集団にPedalistジャージを見つけるととても安心感がありました。
表彰式!賞状ではなく餃子券の目録でした!この後スタッフが美味しくいただいたのは言うまでもありません。入賞した選手の皆さんおめでとうございます。
終わってみるとこの青空。。僕が雨男説は有力のようです。
チームとしては爪痕を残せたので飯田選手に感謝です!テクニカルで総合力の問われるレースなので、また来年も出たいですね(^^)
店頭、Facebook等で応援いただきました皆様、いつも本当にありがとうございます。このレースで今シーズンは最後ですがまた来シーズンさらに活躍できるように、この冬また練習頑張りたいと思います。
Pedalist
045-761-0012
営業時間
平日12時~21時
土日休日10時~19時
定休日
火曜、第一水曜
福本 元