2019-2020 大磯クリテリウム第6戦 女子スポーツ

2019-2020 大磯クリテリウム第6戦 女子スポーツ

2019-2020大磯クリテリウムの最終戦に出場した廣瀬選手からレースレポートが届きました、ハンカチをご用意してご覧ください!

■レース名:2019-2020 大磯クリテリウム第6戦 女子スポーツ

■コースプロフィール:大磯ロングビーチ駐車場特設コース9周回 約9km

■結果:3位 top+00:13.333 (出走8名)

■使用機材

フレーム     CARRERA PHIBRA NEXT

ホイール     Campagnolo Shamal Ultra
タイヤ        PIRELLI P ZERO VELO クリンチャー

ステム        DEDA ZERO100(90mm)
コンポーネント    SHIMANO ULTEGRA 8000(ブレーキレバーのみDURA ACE 9100)
サドル        Specialized POWER W/MIMIC
サイクルコンピュータ、パワーメーター    Pioneer SGX-CA500
ギア比        52/36   11-28T(クランク長165mm)

今、世界各国を脅かすコロナウイルスの影響で、軒並みレースが中止に追い込まれる中、唯一開催の大磯クリテリウムに参戦してきました。

正直、このコロナウイルスの影響でエントリーが少ないんじゃないかと懸念していたらむしろ逆で、皆さんレースに飢えているのかいつもよりエントリー数多し(笑)

 この大磯クリテリウム、1月から参戦して今回で3回目。コースの特性が分かってきたところで、アタックを掛けるか逃げてみるか、いずれにせよ何か仕掛けてみようと思っていた。

がしかしだ。朝からまさかの強風・・・いや突風。現状だと如何に脚を残すかが勝負だなぁと考えを巡らせながら、風で巻き上がる砂嵐の中自走で脚を削る(笑)

 今回出走する8名の選手、知り合いかまたはどこかのレースで一緒に走ったことのある選手しかいなかったので、妄想はいつもより現実味を帯びていた(と思う)。

もちろん、本命はちゃりん娘の太郎田水桜選手(いやいや、現役大学生でU23の強化指定選手ですよ)。どう転んでも勝てる相手ではないので、如何に離されず付いていけるか。

・・・という話を、同じく出走メンバーのHigh Ambition Women Cycling Academyの榎本美帆選手(以下ミホちゃん)とレース前に話す。恐らく、スプリンターの太郎田選手とTeam自転車処風輪の野崎桃世選手(以下モモヨさん)がメインでレース展開していくだろうけど、他にマークすべき選手はいる?と聞かれ、素直に「あなたです」と返答(笑)ミホちゃん本人はいやいやいや・・・という様子だったが、富士ヒルチャンピオンをマークしない人はいないでしょ!

とは言え、平坦短距離は圧倒的にスプリンター有利なので、チャンスがあれば逃げたい、タイミング合えば協調してという作戦を交わす。

午前中よりは幾分弱まってきたとはいえ、そこそこ風吹く中スタート。

1周目はローリングなので、MOTOの先導でゆるり・・・ってこのゆるりがいけなかった。リアルスタート切られた瞬間に太郎田選手のアタック!平塚コーナーで一気に差を広げられる。それに反応したのがモモヨさん、すぐさま追いかける。やばい!このままスプリンターに逃げられたら即終了。太郎田さんの動きの真意は分からなかったが、追わなきゃいけないと身体が反応、小田原コーナー抜けたところでモモヨさんと合流、回していこう!と声を掛ける。

3周目の平塚コーナー抜けたところで脚を緩めた太郎田さんを吸収、後続の選手も合流しローテーション。しかしここで最後尾のTeam山登の栗原茉子選手が千切れてしまう。その前をいたモモヨさんのチームメイトの小池るみ子選手(以下ルミコさん)と、第4戦でもご一緒したteam ZEROの大村麻純選手も遅れて始めていた模様。

その結果5人で回すも、初めの太郎田さんのアタックにより予想以上にペースが速い。これまでなら、ギャラリーにいる知り合いの位置を確認できたり、場内放送を聞いたりとそこそこ余裕があったのに、そんな余裕ナシ!レースに一点集中していないと、一瞬で置いていかれそうだった。

7周目の平塚側のクランクを抜けるあたり、わずかに緩んだ隙に太郎田さんの再度アタック!(残り2周だったのでこのままゴールスプリントかなと、恐らく気持ちも緩んでいた)思わず「行ったよ!」と叫ぶ(見りゃわかるんだけど(笑)。だが誰も反応できず。ひとりで行っても追いつけないのは明らかだったので、何とか4人で回して追いつきたい。ミホちゃんに「いける?」と聞かれ、いける!と言いたかったが「わからない」と消極的な返事をしてしまった。

それでも4人で回す。キツい・・・みんなキツい・・・一向に距離が縮まらない。知ってたけど、太郎田さん強すぎる!ちゃりん娘恐るべし(笑)


最終ラップの小田原コーナー手前で、スプリンターモモヨさん本領発揮!前に出て我々からじわじわと差を付けて行く。何とか追いかけたいのだが、向かい風に負けて付いていけない・・・パワー無さ過ぎ(涙) それでもコーナーを3位の位置で抜け、そのまま踏み続けるも腰は上がらない。でも何が何でも表彰台は掴みたい!一瞬視線を右下に落とすと、赤いLOOKのロゴが目に入る。ミホちゃんがすぐ後ろにいる!もう最後は気合だけで腰を上げてゴールラインを越え、ギリ3位入線。

ゴール後、リアルスタート直後のアタックは意外だったと太郎田さんに話すと、「アップが足りず、ちょっと心拍上げようと思って・・・」と、御本人曰くアタックですら無いと。その時点で完敗です(笑)でもその太郎田さんも、今日はペースが速くてきつかったです・・・って、ペース上げたのあなただよ!と皆で総ツッコミ(笑)

 レース後は、同世代のルミコさんとお互いの傷を舐め合いながら(笑)、次のレースでの再会を約束をして帰路へ。

今回は午前のレースに同じPedalistから野邊くん、大村さんも参戦、大村さんはお疲れのところ最後まで応援してくださり、またわざわざ大磯まで駆けつけてくれた木村さん、ライドの帰り道立ち寄ったと声を掛けてくださった三谷さん、自転車という縁で繋がった黒川くん、第5戦で写真提供をしてくださった高井くん、いつも美味しいコーヒーを入れて応援してくださるSolaso CoffeestandのYukiさん、

もう書ききれないくらい、いつも以上にたくさんの方にお世話になり、勇気をもらい、楽しいレースになりました。

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のための自粛が謳われている中、次戦の見通しは立ちませんが、この大磯クリテのレース動画や、撮って頂いた写真を何度も見返してはポジションやフォームまたはレース運び等勉強して、次につなげていきたいと思います!

※掲載写真

高井 良春 様

大村 芳明 様

逗子のキッチンカー Solaso Caffeestand Yuki 様

https://solasocoffeestand.localinfo.jp/